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7月

R1年「立命館を知る」

7月16日(金)

4時間目、高1Ritsumeikan Courseの生徒を対象に「立命館を知る」という講演会がZoomを用いて行われました。

立命館 史資料センターの西田俊博先生が、「立命館大学の歴史と魅力」というテーマで熱く語ってくださいました。お話の内容を少しご紹介します。

 

立命館の建学の精神は「自由と清新」、教学理念は「平和と民主主義」です。なぜ、このような理念になったのかは、立命館の歴史を学ぶことでわかってきます。

 

―「名づけの親」西園寺公望―

西園寺公望は文武両道の人で、新しい日本を担う若者を育てたいという思いから私塾「立命館」を作ります。塾はすぐに閉鎖されますが、西園寺はその後フランスに留学し、自由主義や民主主義を学び、帰国後文部大臣や総理大臣を歴任します。

 

―「生みの親」中川小十郎―

中川小十郎は東京帝国大学卒業後、文部省で西園寺の秘書官として働きます。1900年、向学心の強い若者のために京都に夜間学校を設立し、その後学校が発展する中で、西園寺から「立命館」の名前を譲り受けました。

 

―「育ての親」末川博―

1933年、京都帝国大学で思想弾圧事件(京大事件/滝川事件)が起こり、当時京大の教授であった末川博は抗議の末、依願退職します。1945年11月、立命館大学は末川を総長に迎え入れ、その後末川は24年間にわたり、戦後の新しい立命館を育て上げました。

 

 

建学の精神「自由と清新」の「自由」には学問に対する3人の熱い思い、「清新」には立命館をめぐる3人のチャレンジ精神が込められています。また、戦争でたくさんの学生を失った悲しみと苦しみを二度と繰り返さないという強い願いから、立命館の教学理念が「平和と民主主義」になったということです。

 

西田先生は最後に「自由と清新」にもう一度触れ、生徒たちに、自分の意見をしっかりと持ち、常に新しいことに挑戦し、立命館大学で会いましょうと激励してくださいました。

 


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