学校長
岡村 務
初芝立命館中学校・高等学校も2年を終え、高等学校の体育祭や陵風祭では、以前にも増して充実した高校生のパワーを見せてくれました。特に、体育祭の体育科の集団演技では、普通科の生徒のみならず、学校の関係者や当日見に来ていた保護者の皆さまに大きな感動を与える、押し付けでなく、統率された集団の力を見せつけてくれました。
また、高校二年生の修学旅行では、それぞれのコースで大きな成果をあげて帰ってきてくれました。 反日デモの報道などで心配された中国コースですが、事前に現地とも連絡をとり安全を確認した上で、出発をしました。現地では歓迎されるとともに、予定の八百本よりも多い一千百本の植林を行い、黄砂の一因とも言われる砂漠の緑化に貢献しました。想像以上に大変な作業だったようですが、それゆえに、大きな達成感を得て帰ってきました。
フィリピンのセブ島コースでは、とても美しい、けれども、何もない、カオハガンの島での生活を島民の方たちと体験し、フェアトレードについて学ぶとともに、セブ市内の孤児院にも訪問し、交流し、大きな感動を持って帰ってきました。世界唯一の分断国家を訪問した韓国コースでは、北朝鮮との国境線付近まで見学し、テレビから見るだけでは感じられない緊張感を感じ、平和について他人事ではなく考える、大きな学びを得て帰ってきました。
さらに、どのコースでも同年代や近い年代の現地の若者との交流の機会を、学校交流やホームステイの形で持ち、他のアジアの国々の高校生の英語を使う力に感心し、また、自分の国や地域、そして自分自身の将来を真剣に考える姿勢に感銘を受け、ほんとうによい刺激を受けて、帰ってきました。このような取り組みを本校が行うのも、日本国内にいるだけではなかなか気づけない、世界中がひとつで動く流れ、つまりグローバル化が地球では急速に進んでいるからです。先日も、立命館小学校副校長の陰山英男に来てもらって、高校生に話をしていただきましたが、そのなかで、彼は、中国や韓国を訪問して、日本の将来に危機を感じたという話をしてくれました。
五十年後、日本はどうなっているのかという不安を口にする人はたくさんいますが、実際に、その頃までに、日本や世界を動かしているのは、今、ここに学んでいる中学生や高校生たちです。 初芝立命館中学校・高等学校では、真にこの国際化著しい社会に必要な学力を身につけ、さらに心身を鍛え、学力だけでなく、体力の面でも精神力の面でも「世界に通用する十八歳」を育成することを目指す教育を展開していきます。
Copyright(C) Hatsushiba Ritsumeikan Junior High School All Rights Reserved.

