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学校法人 大阪初芝学園学園長牧川 方昭
学校法人 大阪初芝学園 学園長 牧川 方昭

大阪初芝学園は1937年に創設され、今年(2022年)で85年を迎えます。現在では大阪・和歌山に初等中等教育及び幼児教育を担う8校・園とスイミングスクールを展開する総合学園です。

「夢と高い志、挑戦、そして未来創造」という‟学園理念”のもと、①社会と世界で活躍できる創造的な人材の育成、②生徒・児童・園児の学びと成長を大切にした学園・学校づくり、③関西、特に大阪・和歌山の地域への貢献を通して、子どもたち一人一人の個性や力を伸ばし、一緒になってその夢や目標の実現を目指しています。

2008年7月には学校法人立命館と教学提携を締結し、立命館大学、立命館アジア太平洋大学と連携しながら、森島朋三理事長を先頭に、学園構成員が一丸となって、各学校・園・スイミングスクールの「個性化」と「特色づくり」を推進することで、子どもたちの成長と育成を支援し、日本や世界の将来を担う中心的な人材を生み出すことに取り組んでおります。

さて、既にテレビ、新聞、インターネットなどでご承知と思いますが、ICTすなわち情報通信技術の急速な発展とこの世界的なコロナウィルスの感染拡大によって、社会のDX(ディジタルトランスフォーメーション)化が世界規模で起き、社会は劇的に変貌を遂げつつあります。また、一方で、気候変動、世界人口の増大、食料危機など、我々は地球規模で取り組むべき危機に直面しています。このような時代に最も期待されているのが科学技術の発展です。私はこの3月(2022年3月)まで立命館大学理工学部ロボティクス学科でバイオメカニクス(生体力学)、情報科学、プログラミングなどの講義を担当してきましたが、これまでの私の経験が、次の時代を担う学園の皆さんへの教育、特に理数系教育に活かせると考えています。

このように、世界的な規模で諸課題が複雑に絡み合い‟予測困難な時代“を迎えています。学園に通うみなさんが、学校・園の生活の中で、様々な人たちと協働し、創造する取り組みと喜びを通して、これらの諸課題を認識し、乗り超えて大きく成長されることが学園の願いです。

皆様のご理解・ご支援を、よろしくお願い申し上げます。

2022年5月1日