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中学3年生 セレクトアカデメイアコース地球市民教育 「株取引はじめました②。~結果発表~」

【平成31年2月15日(金)】

本校では「総合的な学習の時間」のうち、「地球市民教育」の時間を設定。国内外の諸問題をテーマに、自ら調べ、考え、話し合い、解決の糸口を導きだし、「生徒たちの答え(行動)」を発信しています。

また、大学など研究機関や企業、NPO法人など各種団体の教育支援を受け、実社会に対する関心や理解を深めるだけでなく、キャリアデザイン力の養成を行っています。

中学3年生セレクトアカデメイアコースは、11月より「仮説」「検証」「振り返り」の学びを目的に、日本証券業協会と中央大学 赤峰先生の支援のもと、株式学習ゲームを通じて株取引を始めました。

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11月には株式の基礎知識を本校教員より、12月には「株価に影響を与えるものって何?」をテーマに、中央大学の赤峰先生より特別授業を受けました。1月からは、日本証券業協会のインターネット・プログラム「株式学習ゲーム」で、資金以外すべて実在する株式取引を行なっています。

 今回は、中央大学の赤峰先生を再びお招きし、生徒たち(各グループ)の株式購入理由・損益状況の要因に関する発表に講評を頂きました。

 MP班は、新商品投入ということから、ダイキン工業株12,150円を200株購入。株価は残念ながら値下がり、約5万円の損失。その理由をM社の新商品の売れ行きが好調であったためと分析しました。

R【画像B】.jpgKs班は、環境保全を優先する経営方針から、三菱自動車株643円を2000株購入。株価は残念ながら値下がり、約4万円の損失。その理由を日産・ルノーのゴーン元会長の問題と分析しました。

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Mt班は、医療機器で業績が好調ということから、オリンパス株4,005円を500株、多種多様なメディアを生産することから、ソニー株5,320円を1000株、主要会社が堅調ということから、7& iホールディングズ株4,834円を500株購入。オリンパスと7& iホールディングズの株価が上昇し、約9万円の利益をあげました。特にオリンパス株の上昇を、インフルエンザなど感染症の拡大が要因と分析しました。 

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I班は、子どもに人気があり、新製品販売が好調ということから、任天堂株30,330円を300株購入。残念ながら値下がりし、約26万円の損失。その理由を少子化と分析しました。 

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S班は、外国人労働者の人材派遣システムを構築しているということから、リクルート株2,852円を 2500株購入。株価は上昇し、約42万円の利益を得ました。その理由を、少子高齢社会による労働力不足と外国人労働者の増加(政策)と分析しました。 

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ASA班は、今冬の関東地方の雨不足から、ロート製薬2,888円を3000株購入。株価は上昇し、約29万円の利益を得ました。その理由を、異常乾燥と昨今のドライアイ患者の増加と分析しました。

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4∞班は、過去数年の株価安定ということから、三菱電機株1,250円を1500株、吉野家ホールディングズ株1,710円を100株、三菱商事株3,091円を1000株、バレンタインデイ前ということから、明治ホールディングズ株8,780円を100株購入しました。三菱電機と三菱商事が値上がりし、全体で約21万円の利益をあげました。その理由を、業績の安定と分析しました。

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K班は、クリスマス・正月などイベントの多い時期にアルコール飲料販売が伸びるということから、サントリー株4,865円を1000株購入。残念ながら値下がりし、約5万円の損失。その理由を2月以降、アルコール飲料消費の伸び悩みと分析しました。

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最後に赤峰先生から、もう一つの生徒課題であった「コンビニ業界成長の要因」をテーマに講義をして頂きました。生徒からの「深夜営業をやめると、利益が約30%減少した」「中食に重点を置いている」などの調査・発表に対し、「良い視点!」「コンビニのCMは、おにぎりや惣菜といったプライベートブランドが多い。つまり、主力商品ということ。」など、優しく、それでいて我々の知らない情報や別の視点でお話してくださいました。

まとめの中に、AI時代到来とともに最後に人間にとって大切な力は「感性」、良い音楽、良い絵、国内外を問わず良い体験をどんどんすべきと仰ってくださったのが印象的でした。

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