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中学3年生1泊研修 「セレクトアカデメイアコース地球市民研修」

【2019年6月3日(月)~4日(火)】

本校では「総合的な学習の時間」のうち、「地球市民教育」の時間を設定しています。国内外の諸問題をテーマに、自ら調べ、考え、話し合い、解決の糸口を導きだし、「生徒たちの答え(行動)」を発信しています。

また、大学など研究機関や企業、NPO法人など各種団体の教育支援を受け、実社会に対する関心や理解を深めるだけでなく、キャリアデザイン力の養成を行っています。

今回は、中学3年生セレクトアカデメイアコースにおいて、近畿大学農学部附属湯浅農場、近畿大学水産研究所、京都大学白浜水族館、南紀熊野ジオパーク推進協議会の支援のもと、1泊2日の地球市民教育宿泊研修を行ないました。

※以下画像は、開講(出発)式における学校長講話・生徒代表目標の言葉、バス車内の様子です。

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 初日午前は、近畿大学農学部附属湯浅農場での研修です。近畿大学の先生より、農場で栽培される「柑橘類」、「マンゴー」などに関する講義を受けました。特に「マンゴー」の未利用資源に関して、葉(若葉:チャツネ)の肥満・老化抑制効果についてのお話しは非常に興味深いものでした。

 ※以下画像は、近畿大学教授 文室 先生からのお言葉、生徒あいさつ、伊藤先生の講義の様子です。

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その後、研修農場でのワークショップが行なわれました。約200品種ある柑橘類の遺伝資源保存園では、身近な温州みかん、オレンジ、レモンが人工交配の中で形成されてきたということを、五感を通じて学ばせて頂きました。

※以下画像は、ワークショップをしてくださった堀川先生・友廣先生、梅、温州みかん・希少品種が保存されている農園などの様子です。

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続いて、マンゴー栽培施設に移動し、葉色変化の秘密や隔年結果、種の保存のために自ら果実を選択し、落果させるアポトーシス等に関するワークショップをしてくださいました。

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農業経営に必要な特殊農業機器にもふれることができました。

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講義やワークショップ等にご支援くださった近畿大学農学部附属湯浅農場の方々、本当にありがとうございました。

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午後の研修まで時間に余裕があったので、円月島で休憩と記念撮影をしました。4月よりチェックテストや英語検定、各種補習があったので、いいリフレッシュにもなったと感じました。

※以下画像は、まるで何かに取り憑かれたかのように海へ石を投げる本校生徒、ヤドカリを発見・捕獲し、見せに来てくれた可愛い本校生徒、そして記念撮影写真です

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初日午後は、近畿大学水産研究所での研修・体験です。近畿大学で考案された、日本だけでなく世界初の技術の多くを知ることができました。マグロに関しては、完全養殖技術が、水産資源保護と食料問題解決の両面を支えていることを改めて学びました。卵を採取する成魚を親魚(しんぎょ)ということを初めて知りました。

※以下画像は、近畿大学教授 家戸先生の講義の様子。このマグロ(剥製)は、これでもかなり痩せているそうです。

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生簀では実際に出荷前の生魚を見せて頂きました。真鯛やクエなどは、味の良さの追求と、成育期間短縮のために、数十年かけて人工交配をされているとのことでした。

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研究施設では、近畿大学が人工交配させたクエタマに関するワークショップをして頂きました。なんとこのクエタマは、歯磨きをするそうです。その他、ゲノム編集によって生育した魚や養殖のために必要な技術等も見せて頂きました。

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分かりやすく説明して頂いただけでなく、貴重な研究成果を見せて頂き、体験実習までご配慮頂いた近畿大学水産研究所の方々、本当にありがとうございました。

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初日の夕食は、白良浜に面した屋外テラスでバーベキューです。たくさん学んだ後の夕食は最高です。

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夕日の景色も最高でした。

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しかし、風向きが変わると煙で大変でした。

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趣向を変え、格好いい本校生徒をご覧下さい。

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今回の宿泊先は、観光ホテル「むさし」です。お風呂は、源泉かけ流しの温泉です。

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宿泊研修は最後まで勉強です。今日のふりかえりや、宿泊研修の意義・目的などを再確認しました。

そして、今年一年の目標や決意、クラスメイトへのメッセージを一人ひとりが発表しました。

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二日目は、白良浜での散策からスタートです。初芝立命館中学校の貸切状態でした。

グループで好きなポーズでの写真、クラス写真を撮りました。女の子の中には、寝起きの顔は恥ずかしいというのがありました。

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早朝散策の後は朝食です。ブッフェスタイルでした。朝から猛烈な食欲です。

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ホテル出発の際、お世話になった観光ホテルむさしの方にお礼のご挨拶をさせて頂きました。

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二日目最初のプログラムは、京都大学附属水族館でのバックヤードツアーとワークショップです。グループに分かれ、研究員の方から、海洋生物の生態や施設の説明をして頂きました。私達の担当の先生は、動物行動学の見地から、お話をしてくださいました。

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海洋生物のワークショップで、直に触れさせていただく機会をたくさん作って頂きました。今回の研修では、「なんでだろう?」「不思議...」を大切にしていくことが生徒たちの目標です。

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研究成果の説明だけでなく、学ぶことの大切さにも踏み込んでお話し頂いた京都大学附属水族館の方々、本当にありがとうございました。

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2日目後半は、三段壁と千畳敷を切り口にしたジオ(地球・大地)・ツアーです。三段壁も千畳敷も12億年前の隆起地層から現在に至っています。プレートの動きや、波の化石など太古の地球の様子をわかりやすく、丁寧に教えて頂きました。

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グループに分かれ、ジオ・パークガイドの方々から、地質特徴や千畳敷に残る波の化石、古代生物やその生痕化石のことを説明して頂きました。

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観光資源というだけでなく、隆起など地質や地球の歴史に関する学びが体感できるエリアでした。ちなみに、3枚目の画像の中に初芝立命館中学校の生徒が何名いるか、わかりますか?それぐらい広大でした。

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自由時間の際、海からの風と、海の景色が心地良いとみんな口々に言っていたのが印象的でした。地質だけでなく、海浜植物の特徴、又、学ぶことの大切までお話してくだったジオ・パークガイドの方に感謝です。

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研修最後の昼食は、白浜とれとれ亭でのビュッフェです。よく見聞し、よく学び、よく食べた研修でした。

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そして、研修最後は、帰校後の解散式です。礼に始まり、礼に終わる。けじめ、めりはり。これが初立中の学びの伝統です。最後に、この宿泊研修でお世話になった旅行社の方へのお礼です。

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