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校長ブログ

2018年12月06日(木) トレンド情報:寿命に関する研究

 時代とともに長寿者は増加しています。寿命を決める要因は、遺伝的なものだけでなく、生活習慣も大きく影響すると言われています。人は何歳まで生きられるのかという究極の問いに対して120歳という説があるようですが、東京大学の小林武彦教授によれば、科学が想定できる寿命の限界はおよそ115歳だそうです。

20181206-2.jpg20181206-1.jpg  世界での最高年齢はフランス人女性の122歳、日本では男性113歳、女性115歳です。厚生労働省によれば、日本人の平均寿命は男性81.9歳、女性87.26歳であり、世界でも上位ランクに位置する長寿国となっています。専門家は、想定される最高年齢と平均寿命の開きが20年以上もある期間にこそ、長寿が実現する何かがあるのではないかと考えているようです。

 老化に関する研究では、細胞が分裂する時、DNAが少しでも傷つくとサーチュイン2と言われる遺伝子はじめ7種類の遺伝子がそれを修復してくれるものの、その修復作業が追いつかなくなると老化が進むと考えられてきました。また、DNAの末端部にあるテロメアという遺伝子も同様。しかし、体内には新しい細胞を作り出す幹細胞があり、サーチュイン2などの遺伝子だけでは寿命が決まらないこともわかってきました。

 大阪大学の原英二教授の研究では、細胞が寿命を延ばすことに寄与しているのではないかという見解の下、老化細胞に関する研究が進められています。普通の細胞は異常を起こすと自ら死んで崩れるか免疫細胞に食べられて体内からなくなりますが、老化細胞は体内にとどまってしまうそうです。そして、ストレス等で増殖しなくなった細胞が様々な物質を分泌し、それが過度に働くと病気等に悪影響を及ぼすとのこと。

 寿命に関する研究は、2015年に老化細胞を研究する国際学会も発足するなど、日進月歩。近年では、摂取カロリーや運動量も老化関連死の大きな要因になっていると言われています。老いがどのように訪れ、寿命を決める要因は何か、納得解はまだ得られていません。さらなる研究が期待されます。
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