校長ブログ

2018年4月19日(木)

 この時期になると、日経新聞から大学学長の入学式式辞が紹介されます。私は先達のお言葉から今を読み解くキーワードやトレンド情報を抽出し、学校経営や教育実践のヒントにしています。
 出口治明学長(立命館アジア太平洋大学)は、90カ国から集まるという学生の多様性を強調し、「たくさんの友達をつくって世界の人は何を考え、どういう人生を歩もうとしているのか話し合い、自らの肥やし」にして広い世界に飛び出してほしいというメッセージを贈っています。五神真学長(東京大学)は、「現在は変化の時代」として、「知を愛し求める姿勢が乗り切る指針となる。変化を作り出す一人として能動的に立ち向かい、大いに楽しんでほしい」と呼びかけています。そして、岡倉天心がフェノロサと日本美術の価値を世界に広めた功績について紹介し、「歴史を作り出した交流を想像し、新たな知をつくる糧として」と語り、英語の学習では、2018年度に設けた「国際総合力認定制度」の活用を求めています。山極寿一学長(京都大学)は、文系・理系を問わず、質の高い知識をもち、「日本や諸外国の自然や文化に通じ、自在に話題を展開できる広い教養と、常識を疑い真理を追究する気概」、鎌田薫総長(早稲田大)は、経済格差や地域紛争、環境破壊など地球規模で解決を図るべき課題に直面している。問題の本質を見抜き、解決策を練り上げて実行するといった「主体性な活動」を生涯続けられる基礎力の獲得が不可欠と述べられています。19年4月、大阪市立大学と法人統合する大阪府立大学の辻洋学長は、伝統を大切にし、魅力ある新大学をめざし、「多様」「融合」「国際」の3つの視点を重視すると言及、「答えを覚えることに集中するのではなく、『どう発想すべきか』というプロセスを学んでほしい」と説かれています。松本洋一郎学長(東京理科大)は、分野を超えた様々な観点から社会的課題の解決法を考える必要性を強調、「最先端の専門知識と幅広い教養を併せ持った知のフロントランナー」と表現、坂東真理子理事長・総長(昭和女子大)は、「7つの力」として、グローバルに通用する力、語学・英語を使いこなす力、ITを使いこなす力、コミュニケーション能力、自分で課題を発見する力、自分から前に進み最後まで成し遂げる行動力、自分を大切にする力を挙げられています。大学も知識体系を教授する場から学生が主体的に学ぶ場へと大きく転換しています。ここ数年の大学トップの式辞を読み返してみても① グローバル化の中で社会に通用する力、② 背景知識と幅広い教養、③ あるべき姿を追求するキャリア・プランに集約されます。以下の本校の育てたい人物像(教育方針)とも一致することを確認しておきましょう。

  • ・知育・徳育・体育の調和のとれた人格を有し、国際社会に貢献し、活躍できる生徒
  • ・多様な個性を尊重し、相手の立場に立って行動できる、意志が堅く、くじけない生徒   
  • ・自らの能力を最大限に伸ばし、進路実現にたゆまず努力する生徒
  • ・主体的に課題を発見し、周囲と協働し解決することのできる生徒
  • ・自治と責任を重んじ、謙虚と礼儀を尊ぶ生徒



IMG_9602.JPG

トップへもどる
学校法人  大阪初芝学園 初芝富田林中学校・高等学校
〒584-0058 大阪府富田林市彼方1801番地  [TEL] 0721-34-1010 [FAX] 0721-34-1090

Copyright (C) Hatsushiba Tondabayashi Junior & Senior High School All rights reserved.