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校長ブログ

2018年04月28日(土) 芸術鑑賞会:「キャッツ」について

 今年の芸術鑑賞会は、大阪四季劇場で中学と高2は4月27日、高1と3は5月2日に実施、内容は劇団四季のミュージカル『キャッツ』です。『キャッツ』は1981年にロンドンでデビュー以来、ブロードウェイをはじめ、世界各国で大ヒットした不朽の名作です。日本では、1983年、劇団四季が初演を飾ってから35年にわたって、通算講演回数も9,000回を超え、記録更新中です。

 『キャッツ』は、イギリスの詩人、劇作家、文芸批評家で、後にノーベル文学賞を受賞したトマス・スターンズ・エリオット(Thomas Stearns Eliot、1888~1965)の詩集『キャッツ-ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(The Old Possum's Book of Practical Cats)を作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーがミュージカル化したものです。(一部の曲は演出家のトレヴァー・ナンらによって作詞)

 元々、『キャッツ』はエリオット自身が働いていた出版社の社員の子供のために書き下ろしたもので、出版されてはいるものの、文学の世界での注目度は低かったようです。しかし、ネコたちが飛び跳ねて踊る『キャッツ』の作品世界がアンドリュー・ロイド・ウェバーの心の琴線に触れたことは紛れもない事実であり、ミュージカルの中で詩を再現していくことになります。因みに、原作には『キャッツ』の代名詞とも言える『メモリー』という歌も娼婦ネコのグリザベラもなかったそうです。

 『キャッツ』の舞台は、都会のゴミ捨て場。そこで、年に一度、満月の夜、長老ネコが最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ舞踏会が開かれ、個性豊かな24匹のネコが集まります。人間に飼い馴らされることなく、逆境にあっても生を謳歌しつつ、したたかに生き抜く術を身につけているネコがジェリクルキャッツです。ネコたちは、天上に上り、新しい人生を生きることを許されるたった一匹のジェリクルキャッツになるために、夜を徹して踊り、歌い、それぞれのドラマを展開していきます。『メモリー』という代表曲でも歌われている「思い出をたどって新しい生命を得る」というメッセージには、ゴミ捨て場に捨てられた一つ一つのゴミが人間の思い出そのものというメッセージが込められています。

 『キャッツ』が感動を呼ぶのは、ネコたちの自由気ままな生き様を通じて、自分らしく生きることへの意義を見い出すのと同時に救済と再生というテーマに共感できるからではないでしょうか?

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