校長ブログ

2018年5月1日(火)

 4月29日(日・祝)は、「2018 近畿圏私立中高進学相談会」(日本経済新聞社)がグランフロント大阪で、30日(月・振休)は、「大阪私立中学校フェア2018」(大阪私立中学校高等学校連合会)が大阪国際会議場で開催されました。今年は、すでに15日(日)に「私立中高進学相談会」(サンケイリビング新聞社)があべのハルカスで開かれ、新年度のスタートを切っていますが、少子化の影響で生徒募集が年々、激化しています。

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 特に、近畿2府4県における私立中学入試は、関連企業や学習塾の調べによれば、私立中学を第一希望(≒専願)とする児童が9%台、毎年、増加傾向にあると言われる大阪でも10%台です。小6全児童の10人に1人しか私学を考えていないわけです。大阪の約 72,000人の小6全児童のうち約7,200 名を私学60数校で分け合うと1校約120名ですから定員に満たない学校が出てきても不思議ではありません。新コース増設、午後入試、自己推薦型入試、適性検査型入試、英語入試など、複雑な入試制度の背景にはこのような受験市場の実状があるのです。

 昨今の相談会では、中学受験の展望のみならず、私立中高一貫校の独自性とも言える建学の精神と育てたい人間像、面倒見のよさ、学校と家庭のコミュニケーションの徹底による安心・安全、充実した施設・設備、大学附属の利点、OB・OG力等の"強み"に加えて、大学入試改革への対策 をアピールする対談や講演が多く企画され、私学を知っていただく絶好の機会となっています。

 "選ばれる"学校は、通例、① 東大、京大、医学部医学科に合格実績のある学校や有名私大の附属校、② 大学をセーフティーネットとしながら、それより上位の大学への進学も可能な半附属校やクラブ特化型の学校、③ コース・コンセプトを明確にし、学習到達度を問わず、どんな児童でも6ヵ年かけて社会に通用する人間づくりに成果を出している学校などに分けられます。

 しかし、根底に共通するのは、各校ともに生徒一人ひとりに寄り添い、時には叱咤激励しながら知的好奇心を高め、"わかる喜び"と"伸びの実感"を体感させ、社会に通用する人づくりに向けて創意工夫しているということです。学習面一つとっても、高校入試がない分、時代のニーズに対応するカリキュラムとサポート体制をいち早く整えた上で、十分な時間を確保し、ゆっくり授業を進めながら、結果的に先取りをしているのが私学なのです。

 これから私学を受験しようと考えておられる保護者の皆様にお願いしたいのは、各学校が、どのような人間を育てようとしているのか知っていただきたいということです。是非、オープン・スクール、相談会等に参加して、先生や在校生の話をしっかり聞き、情報を集めてください。

 長年、私学に勤めてきた私が数多くの先輩諸氏から身をもって教えていただき、実感してきたことは、「マニュアルはない。教師の数だけドラマがあるのだ」ということです。そのエッセンスを紹介します。

■ 授業力
・「教えることができない生徒など存在しない。あるのはうまく教えらえない教師がいるだけだ!」
・「教科書"を"ではなく,教科書"で"教えるのだ!」
・「チョーク1本で勝負できる教師になれ!」
・「五者とは学者・医者・易者・芸者・役者!」
・「生命線は教材研究!一生、勉強、否、探求だ!」

■ 担任力
・「中高六カ年の5年間は人間づくり、最後の1年が受験指導と心得よ!」
・「名選手、必ずしも名監督ならず!生徒の心の痛みがわかる教師になれ!」
・「卒業式は生徒にとって祝いの場、教師にとって自省の場!」
・「学級経営の競い合い!それは皆勤率!」

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