校長ブログ

2018年5月2日(水)

 「THE 世界大学ランキング 日本版2018」(TES Global)は、入学時の学力を軸に作成する既存のものとは異なり、大学生の学びの質や成長に焦点をあてている点で、大学の教育力を測る指標の一つになっています。

 総合150位までをランキングしていますが、「教育充実度」(Engagement)では、 国際教養大、東大、京大、東北大(共に3位)、日本人学生の留学率、外国語による講座比率を基準にした「国際性」(Environment)では、国際教養大、立命館アジア太平洋大、国際基督教大、企業人事・研究者の評判調査を基準にした「教育成果」(Outcomes)では、東大、京大、九大、学生1人あたりの資金、教員の競争的資金獲得数を基準にした「教育リソース」(Resources)では、東大、京大、東北大が各ベスト3。ベスト20から私学をピックアップすると、「教育充実度」では早慶上、同志社、立命館、国際基督教、明治、立教、「教育成果」では早慶上理、「国際性」では上智、国際基督教大、立教、京都・名古屋の外大系、「教育リソース」では医科大系が目につきます。

 国際的な研究競争の世界で日本の地盤沈下が進んでいると言われる昨今、大学教育は転換期を向かえています。OECD加盟国の大学進学率は60%、オーストラリアなど進学率が高い国は90%を超えていますが、日本はいまだ50%台。今後、知識基盤社会が進行していく中、大学教育の重要性がますます高まることは自明です。

 現在、エンプロイアビリティー(就労力)、つまり、高等教育を受けた個々人が適切な職業に就き、社会で能力を発揮できるかどうかが問題意識の核となっています。その意味で、積極的に様々な大学を訪問し、学びの一端を知ることは、キャリア教育の一助になるはずです。

 本校では、東大合宿プログラムをはじめ、大学における研究とは何かを体感する取り組みを奨励していますが、4月30日、高1学年の企画で、100名以上の希望者が大阪大学・豊中キャンパスでおこなわれた「いちょう祭」に参加してきました。(保護者会は6月に大阪府立大学を訪問予定)

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 いちょう祭とは、4月末~5月初旬にかけて開催される大学祭のことで、学生が運営する120以上の企画(「レゴ®」の展覧会、JAZZの演奏会等、多彩)に加えて、各学部による研究室公開などのイベントもあるそうです。

 立命館グループの一員として、立命館大学の教育や研究に興味・関心をもつのは当然のことですが、全国の大学がどのようなことをしているかを知ることもまた重要であり、それが学際性(interdisciplinary)を養い、背景知識につながると思います。

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