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校長ブログ

2018年05月10日(木) 教員研修

 本校では今年から教員研修会をできうる限り月1回のペースで実施し、教職員の資質向上に資することにしました。第1回目の昨日9日は、学園常務理事の小畑力人先生と私が担当させていただきました。

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 小畑常務は、"学生は顧客"という経営的視点を取り入れた改革を行い、関関同立の一角ながら低迷の続いた立命館大学の受験生を4万人から10万人に激増させ、人気の大学に育てあげるのと同時に、附属中高の充実にも貢献されました。その後、和歌山大学へ移り、理事、副学長、教授として、日本初国公立大学の観光学部の新設に尽力され、追手門学院大学教授、神戸山手大学客員教授等も歴任、学校再生のプロフェショナルとして全国的に有名な方です。

 ご講演の内容は、『最近の高等教育(大学教育)政策動向と学習・進学指導』であり、戦後の大学史、高等教育の規模政策と私学助成、大学ゴールデンセブンと入試地獄、大学冬の時代の到来、大学教育の質的転換、学士力、アクティブラーニングの定義、大学の出口、就業力と社会人基礎力、18歳人口の今後、岐路に立つ大学、これからの大学と高校・中学・小学校の〝学び″を考えるなど、密度の濃いものでした。同時に、本校の課題に対する「問い」までいただきました。

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 一方、私は、『関西圏の中学校入試分析と総括』についてお話させていただきました。私はここ10年程、英語教育とともに、私立中高の経営に関する研究をしています。その中で、中学入試、高校入試の分析を試みることも多く、発表させていただく機会にも恵まれておりますので、今回は、3月3日、『2018年 小・中学校入試「その分析と研究」小学校・中学校入試分析と総括』というテーマで、森上展安先生(森上教育研究所)とのコラボレーションにて発表した私の担当部分のみを要約させていただきました。

 2府4県の私立中学受験率(小6児童数÷近畿統一入試日の午前入試受験者数)は、約9.5%であり、4年連続上昇。大学入試改革や次期学習指導要領の流れを意識した入試傾向も散見されました。最難関男子校は志願者増、有名私大の附属校人気は相変わらず、共学化した進学校は堅調、全体的に苦戦と言われる大阪の女子校も学校によっては人気が復活しています。(当日は、事例を挙げてかなり具体的に説明しています)また、新コース増設、自己推薦型入試、適性検査型入試、英語入試等や英検などの資格を加点対象にする学校が増加しており、その背景には、募集の厳しさが伺えました。

 大阪府立の中高一貫校に続いて、京都に新設された公立一貫校が市場を活性化し、その影響で公立との併願を意識した適性検査型入試が増えました。また、午後入試が増えた分、受験者の延べ人数は増加していますが、元々、少子化の煽りで母集団が減っているため、実受験者数に変化は見られません。予想より受験者数の減少は小さかったものの、歩留まりは読みにくく、追加合格の多さも目立つのは例年通りです。ここ数年の傾向として、大学入試改革の不安からか附属校を志望する生徒が増え、結果的に難易度が上がっています。WEB出願も主流になってきており、実施校は全体の半数を超えています。

 入試問題も難関校では発想力を問う良問が増え、生半可な実力では解答できないようなレベルになっているものもあり、大学入試改革の内容を反映させたいという出題者の意図を感じさせるものでした。

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