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校長ブログ

2018年05月22日(火) 大学入試:英語の速読

 最近の大学入試問題(英語)を見ると、学校の難易度が上がるにつれ、素材のレベルアップのみならず、分量も増加傾向にあります。現在、グローバル化に伴う空前絶後の"英語ブーム"となり、英語学習の様々な方法が紹介され、外国語としての英語学習者にとって喜ばしい状況となっています。しかし、中学生から受ける"英語が話せるようになるにはどうすればよいですか?"という質問と、高校生から受ける"英語が速く読めるようになるにはどうすればよいですか?"という質問には、時代は変われど学習者の悩みに変化なしの印象を持たざるを得ません。

 速読と言えば、時間内に読むというイメージが強いのですが、私は「ゆっくり読んで理解できるようにならなければ速く読めるようにはなりません」と前置きした上で、「どんなに複雑に見える英文でも左から右に読んで、無意識のうちにSVを把握し、修飾関係を正確に判断できるようになれば読むスピードは自然に速くなります。ただしそれは文レベル。論説文ならOne Paragraph One Idea(1つのパラグラフでは、筆者の主張は1つということ)を念頭に置き、トピックセンテンス(パラグラフの主題を端的に表現した一文のこと)の具体説明や因果関係をおさえ、最終的には、パラグラフ同士の整合関係から筆者の主張を把握できるようになることがポイント」と返答しています。その際、例えば、butがあればその前後が未知語であっても「逆接・対比」を類推するといった、ディスコースマーカー(文と文との論理的関係を示す接続詞や副詞[句]など)を活用した読み方も「速読」には重要なアプローチと補足しています。
20180522.jpg  また、エッセイや物語文なら「ストーリーが展開する中、登場人物の行動と心情の変化、語り手の視点を追う読み方が大切」と言及しています。内容真偽ではその"言い換え"か"すり替え"が問われるのは定番であり、登場人物の状態や説明が多岐にわたる場合は、ストーリーの展開をヴィジュアル化するとわかりやすくなると助言しています。

 さらに、英文のジャンルは何であってもスキャニング(scanning:情報検索読み)やスキミング(skimming:大意をつかむための走り読み)といった読解スキルは、設問処理の段階では効果的であるとコメントしています。

 いずれにせよ、「精読の習熟が速読につながり、速読の積み重ねが直読直解に、ひいてはリスニングにつながる」とまとめています。参考になれば幸いです。

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