インフォメーション

校長ブログ

2018年06月05日(火) 大学入試:リスニング対策

 センター試験やGTECをはじめとする民間テストで「どのようにしたらリスニングができるようになりますか」という質問が多くなってきました。

 高3の直前対策では、英文を聴く前に設問や選択肢をヒントにしてトピックの内容を類推するといったテクニックも大切ですが、高1~2では、グローバル社会に通用するスキル育成という意味で本格的なリスニング力強化に全力を注いだ方が後々、プラスになり、応用問題が出されても対応しやすくなります。日本語の場合でも相手が話す単語や語句の意味を瞬時に把握し、再生できるからこそコミュニケーションが成立するのです。何を言っているのかわからないというのは、スピードが速すぎる場合、未知語が多すぎる場合などの要因が考えられますが、まずは、聴き取れる単語を増やすことが先決です。聴き取れない音は何度も集中して聴き、ディクテーション(書き取り)やシャドーイング(音声を聞いた後、即座に復唱すること)を通じて英語のリズムをつかむこと。ある一定量の英語を聞き、練習を重ねるとある時、英語が聞き取れる時期が来ます。(臨界点と言います)そのためには、大学入試レベルの単語(約3,000語)を覚え、文脈におけるコロケーション(自然な語のつながり)に習熟する必要があります。ディクテーションでは出だしを聞き逃さないよう注意してください。慣れてくるとだんだん再現できるようになってきます。また、ネイティブのような発音ができなくても気にすることはありませんし、rとlの違いやthの発音に神経質になる必要もありません。

IMG_6570.JPG DSC04559.JPG

 近年、ディクテーションとその振り返り指導が広く展開されています。ディクテーションは、台詞を10秒か20秒くらいで区切って1文ずつ聴いて音声を止め、聴き取れたと思うまで何度も繰り返すなど、現場の工夫も数多くなされています。その際、聴き取れなかった語は前後関係から想像してメモするといった習慣化も必要です。未知語が出てきて内容が聴き取れないと頭が真っ白になり、思考停止になることもありますが、練習によって克服できます。スクリプトを確認しながらの自己採点では、SV、内容語となる名詞、コロケーション、強く読まれる語をチェックして振り返りを徹底しつつ、未知語の確認、話者の意図、心情、行間を捉えるトレーニングすることをお薦めします。

 "音を聞きとる"レベルから"音声情報を聴き分け、短期記憶に保存する"レベルにまで至ってはじめてコミュニケーションが可能になるのです。前者は、いわゆる"英語のシャワーを浴びる"ことによって習熟できますが、後者は、メンタル・レキシコン(すでに記憶された語彙のことで「心的辞書」と訳されます)における語彙情報を活用して適切な意味にアクセスし、イメージ・マップを描くトレーニングが必要です。その際、個々の背景知識をベースに、トピックに必要な情報をスキャニング(情報検索)して会話の場面や登場人物の役割や心的状況を推測しつつ、ストーリーの展開を予測、ポイントを整理しなければなりません。授業はあくまで動機づけにすぎません。最終的には、生徒が個々に目的意識を明確にし、それぞれが自宅学習という"制約のない"時間の中で学習を進めてもらわなければなりません。地道な努力を期待します。

トップへもどる
学校法人 大阪初芝学園 初芝富田林中学校・高等学校
〒584-0058 
大阪府富田林市彼方1801番地 
[TEL] 0721-34-1010 [FAX] 0721-34-1090

Copyright (C) Hatsushiba Tondabayashi Junior & Senior High School All rights reserved.