校長ブログ

2018年6月6日(水) カリキュラム・マネジメント:分権型リーダーシップ ‐教務部-

 カリキュラム・マネジメントの一助として、分掌長、学年・教科主任、委員長との面談を行っています。目的は、学校方針の進捗状況を確認するだけでなく、現状課題をヒアリング、数値に基づく客観的な分析を通じて、具体策を策定、 PDCAサイクルに落とし込み、建学の精神に基づく教育実践を展開するためです。

 本日はK教務部長です。教務部は、通例、学校運営に関する事務全般を担当する部署で、進路指導部や生徒指導部ほど直接的に生徒と関わる場面は少ないものの、カリキュラム、年間行事、時間割の作成、定期考査の運営、授業・チャイムの管理、学籍・成績評価や教科書・副教材に関する事務処理、入学式・卒業式の運営、教育実習の受け入れ等、学校運営の根幹にあたるパートを担当されています。

 本年度、全体目標として、「組織としての学校運営」「中学における生徒募集」「大学進学実績の向上」「次期学習指導要領への対応」を掲げました。部門別目標として、教務部には「次期学習指導要領改訂に伴うカリキュラム編成」を提示し、教務内規の精査と全教科のシラバス作成等をお願いしてあります。教務部長から提出された部門別の年間目標には新カリキュラムの検討と新コース制の整備が明示されており、具体策として、前者は教科にとどまらず、多くの先生方から衆知を集め、後者はWill-Frontierコースと未来創造コースの特色を考えていくとのこと。状況を見守りつつ、原案提示を待ちたいと思います。

DSC02165.JPG  現在、次期学習指導要領に基づく私学の独自性を鮮明にしたカリキュラム策定、学力向上に向けたシラバス精査、進路満足度の高い進路保証、働き方革命に伴う教育現場の意識改革等、対応していかなければならない課題が山積しています。私は〝1人の100歩″ではなく、"100人の1歩″の学校経営をめざしています。専門的に言えば、分権型リーダーシップ(Distributed Leadership)というアプローチで、これは、暗黙のうちに価値観や行動規範が伝わる互助精神や家族主義的な経営精神が培われてきた日本の長寿企業から着想を得たものです。組織論的に見れば、管理職がミドル・リーダーとなる分掌長、学年主任、教科主任、委員長を育て,ミドル・リーダーが同僚と自律した個と個の関係を保ちながらも互いの価値観を共有し,後輩を育てつつ部門連鎖を深め,全体の改善に寄与するプロジェクト型人材育成法です。(平井、国際教育学会)

 一定評価のある学校の特徴は、生徒の実態を的確に把握し、改善にむけた目標と実行のベクトルが同一方向にあり、意識する、しないに関わらず、カリキュラム・マネジメントが有効に機能しています。本校におけるカリキュラム・マネジメントは、スクール・コンセプトの具現化、校務の効率化、インフラ整備、スタッフの意識変革に向けて、全体と個人目標の整合を図り、モチベーションとスキルを高めることを第一義としています。

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