高等学校

合格体験記

第17期生(平成15年度)

「夏休みの勉強法改新プラン」

合格大学 / 関西大(社)・京都女子大(文)

皆さんは自分の勉強法に自信を持っているでしょうか。やっているのに思った様に結果が出ない様であれば、今の勉強法を一度見直してみた方が良いでしょう。長く続けてきた自らの勉強スタイルを急に変える事は容易ではありませんが、夏休みなどの長期休暇を利用すれば自分に合った新しい勉強法を確立する事が出来るでしょう。
夏休みになって私が最初に始めた事は、教科書や参考書の内容をまとめた、自分なりの板書ノートを作る事でした。色々な所に散らばった情報を1つにまとめると、後で見直しをする時に何冊も調べる手間が省けるので、スムーズに受験勉強が進みます。そして勿論手書きで自らが板書をする事で、記憶に残りやすくなり、一石二鳥です。地歴公民はこの方法を用いるとかなり点数を上げる事が出来ます。理科の科目にも有効です。
英単語を覚える時は、休日の特性を活かして上手に時間を作る様に努力しましょう。1回で何十個も覚えるのではなく、何回かに分けて少量を集中的にやる方が効率が良いと思います。例えば1日を5つに区切り、10単語をその度に暗記する事を繰り返します。5回も覚えれば、ほぼ完全に記憶できます。1回における時間は5〜15分位が適当でしょう。
時間枠を自分で設定する事の出来る夏休みという期間は、高1、高2にとっては膨大な情報を自分なりにまとめ、整理して記憶していく時期であり、高3にとってはまとめた情報の出し入れを自在に出来る様にする為のトレーニングの時期であると私は思っています。終わりの見えない作業に不安を感じたり、嫌になったりするかもしれませんが、最後までやり遂げた時にはその経験が大きな自信となって受験時の心強い味方になってくれるでしょう。無駄にしていい時間などありません。後悔する事の無い様に、残りの時を有意義に過ごして下さい。

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「合格体験記」

合格大学 / 桃山学院大(文)・相愛大(人文)


私は高3の初めは、本当に大学生になれるのかなぁと不安でした。高2の間に完全に怠けてしまっていたので、勉強法が解らなかったのです。でも、先生の「絶対なれるよ!」の一言を励みに頑張りました。
大学受験には、文系・理系両方共に英語がいるけれど、私は英語が一番苦手でした。これを何とか克服したいと思って、まず、1学期は授業の予習・復習を欠かさずしました。予習をしっかりして授業を受けると、理解度が断然違います。それに、文章を自分で読む力がつきます。夏休みからは本格的に参考書を使って勉強し始めました。文法は、学校で購入したもの1冊を受験本番まで、ボロボロになるまでくり返し解きました。また、センターや大学試験では、必ず長文がでてきます。長文は毎日、最低1つ、休みの日は2つ、300〜1,500字程度のものを読みました。最初はセンターの過去問でも十分です。ここで注意したいのは、参考書は増やさないことと、途中で何回も変えないことです。これと決めたら、その1冊を何回も解き返すのが一番頭に残ると思います。これは他の教科でも同じです。高3の模試はどんなに頑張っても、皆同じように頑張っているので結果が出にくいと思います。でも、やり続ければ必ず早くても遅くても結果は出るし、その結果は自分の選択肢を広げてくれると思います。
あと、入試の日程の組み方ですが、あまりつめて入れてしまうと、しんどくなったり、疲れで頭が上手く働かなくなってしまいます。受験は予想以上に体力を消耗するので、4日以上続かないように上手く調整しないと、後で後悔するだけだと思います。成功する秘訣は最後の日程の組み方にもあると思います。
それでは、これから受験によって悩む事もあると思いますが、受験は自分の度胸試しをしていると思って頑張って勝ってください。そうすれば、もっと自分が成長しますよ!

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「大学選びについて」

合格大学 / 電気通信大(電気通信)

受験において大学選びは大切です。私の場合どの大学でも入れるような成績ではなかったので、大学選びは相当悩みました。好きな学問を学べて、頑張れば手の届く所にある大学を探したところ、みつけたのが電通大でした。過去の問題で標準的な問題が多かったのもネックになりました。入試問題の難易度は必ずしも偏差値に比例するものではありません。自分に得手な問題がよく出ていたりすることも多々あります。少なくとも秋までに一度過去問を解いてみて下さい。センター後がすごく楽になります。大学を調べれば、偏差値だけでは分からない大学の中身が見えるようになります。
また、大学選びの幅を狭くしないためにも苦手科目は早めにつぶしましょう。私の場合は英語でした。文法問題はいつも0点に近いし長文問題はまったく読めないような状態でした。最初は英語のいらない大学を探しましたが2校しか見つからず、結局やらざるを得なくなりました。そこでまず、2年の春休みは徹底して文法をやりました。学校で買った文法書をノートにまとめた後、問題を解いていきました。間違った問題は何度もくり返しました。他の科目は宿題以上のことはしませんでした。1学期中に単語を終わらせ、夏からは1日1題長文を読みました。私はこれで英語の偏差値を15以上上げました。どの科目にもいえることですが、毎日少しずつでも問題を解くことが大切です。1日でも抜けるとカンがにぶります。継続は力なり、です。
それと、志望校が遠くても一度は足をはこんでみて下さい。オープンキャンパスが特にオススメですが、すごくやる気がでます。
勉強ばかりでなく程よく息抜きもして下さい。大学に行ってみるのもすごくいい息抜きになります。私の場合、大好きなサッカーの試合を見て息抜きをしていました。大切なのはメリハリです。計画を立て、睡眠をキッチリとり、身体に気をつけ頑張って下さい。

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「10分テスト」=受験勉強

合格大学 / 山形大学(工)

僕が大学受験を意識し始めたのは、高校生活の折り返し地点の頃でした。その頃から、放課後は図書館に残って、参考書などやっていましたが、なかなか自分に合う学習スタイルが定まらず、何をやっても中途半端な状態でした。3年になり、やっと勉強のし方が分かり、センター問題にとりかかりました。まず数学と理科を始めました。くり返しくり返し、それぞれ2冊ずつの問題集をずっと続けました。数学、理科はある程度、点を取れるようになりましたが、その他の科目を放っておいたために、成績は下がってしまいました。急いで、現代文、古文、漢文、英語、地理を始めました。その時、10分テストの大切さを知りました。古文単語、漢字、英単語、英熟語の知識が足りなさ過ぎたのに気づいたのです。10分テストを受験勉強として取りくんでいなかった僕は、問題を問く前に本文が読めなかったのです。それから、単語などを覚え始めたのですが、とうてい間にあいませんでした。だから僕が後輩達に最もアドバイスしたいことは、日ごろの勉強、10分テストはしっかり取りくむということです。10分テスト=受験勉強!!これに早く気づいた者は、きっとうまく合格通知を手にすることができるでしょう。
僕はなんとか、国立大学に合格しました。

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「一回り大きな自分」

合格大学 / 都留文科大学(文)・武庫川女子大学(文)・神戸女子大学(文)

ほんの1年ほど前には大学の名前も東大と京大ぐらいしか知らなかった私は、この受験生の日々を乗り越えて色んなことを学ぶことが出来ました。
まず3年生になって一番驚いたのはクラスの雰囲気です。朝登校すると、10分テストもないのに静かに勉強しているし、昼休みや放課後も図書室がいっぱいで入れなかったりしました。授業をきく態度もより真剣な感じに変わったし、終わった後も、先生の周りに並んで質問する人が目立ちました。それらを見ているうちに、私も頑張らないとと自然に思われてきました。周りの雰囲気というのは本当に重要だと感じました。その環境に恵まれている初富生は幸せです。こういうことは後で気付くものですが……。
夏休みは、宿題がないのにやることが沢山ありました。自分で決める分、毎日充実感が得られました。私はこれくらいの時期から暗記課目にも力を入れ始めましたが、もっと前から少しずつこつこつ覚えていっていれば良かったと思いました。
秋はあっと言う間に過ぎます。冬は気が焦りますが、今までやってきた事プラスセンターの過去問を、本番通りの時間で解いていくことを勧めます。センター独特のクセなどもあるので、練習は過去問が一番良いと思います。冬だけでなく、国公立を目指すなら、センター対策をやはり最優先すべきだと感じました。初富生は全体的に二次力が強いのに、センターが悪いと地方を受験しなければならなくなりますから。
あと、受験が終わり毎日好きなことが出来るようになってから気付いたこともあります。この1年は大変だったけど、終わってみると目標の無い毎日の方がそれ以上にしんどいということです。後輩の皆さんも、大学そして将来の大きな目標を見つけて下さい。そして学校などを通じて色んな発見と共に一回り大きな自分になれるよう頑張って下さい。

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「センター試験と二次試験」

合格大学 / 神戸大学(経営)・早稲田大学(商)・中央大学(法)・防衛大学校(人文)

僕は文系なので、文系の人にしかアドバイスはできません。理系の人には申し訳ないですが、我慢して下さい。
文系の皆さんに言いたい事は一つだけです。それは、センター試験に重点を置いてほしいということです。
国公立大学に合格するためには、センター試験と二次試験を受けなくてはなりません。そして、両試験の得点をそれぞれ換算して合計した点数で合否が決まります。
文系は理系に比べてセンター試験の点数を多くとります。だから、センター試験の点数で合否がほぼ分かります。
それから、これは文理系両方に言えることですが、もしもセンター試験で失敗すると、いくら二次試験の勉強をしても受験できなかったり、受験できても合格できないというケースになったりします。
また、受験には「センター利用入試」というものがあります。これは、センターの点数だけで合否を決める入試です。だから、センターで良い点数を取れば、大学に受験しにいかなくても合格できます。つまり、受験できる大学の数が圧倒的に増えるので、進路の幅が広がるのです。
センター試験のレベルは教科書に載っている問題程度なので、勉強さえきちんとすれば、誰でも高得点を取ることができます。
以上、4つの理由により、文系の人は理系の人よりもセンター試験に重点を置いて下さい。これはどの先生もおっしゃることです。
僕は先生方のおっしゃることを信じ、センターに重点を置いた勉強をしました。そのおかげで、本当に受験が楽でした。皆さんも楽に第一志望大学に入れるようにセンター重視で勉強して下さい。

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