高等学校

合格体験記

第23期生(平成21年度)

「私の初富生活」 喜友名 沙紀

合格大学 / 岡山県立大学(保健福祉)

私の高校三年間は大学受験のためだけにあったのかと思うくらい、しんどかったです。でも、自分が行きたい大学に合格したから言えるのかもしれませんが、この三年間が私を成長させてくれたと思います。
私は十分テストも定期考査も模試も、全部全力で受けていたと思います。授業で分からない所があれば、休み時間や放課後に先生に質問をして、すぐ解決するようにしました。夏休みは家にいるとテレビを見てしまうので、自習室で朝から勉強していました。
高校の勉強は中学とは全く違います。だから初めはとまどいます。量の多さに圧倒されて不安になったり、焦ったりすることもあると思います。でも一つずつ着実にこなすことが大事です。将来の夢がある人は、その夢に向かって希望を持って頑張れるはずです。夢ややりたい学問がない人は、いつかやりたいことができ、行きたい大学がでてきた時のために頑張って下さい。
私の高校生活は勉強中心で大変でしたが、最後まで頑張れたのは友達の存在が大きいです。夢も行きたい大学も違うけれど、一緒に勉強できて夢を語り合ったりできる友達がいました。だから私はとても幸せだったと思います。大学受験は一人ではしんどいだけですが仲間がいれば頑張れると思います。
私が受験した大学の二次試験は小論文と面接でした。どちらも先生に指導してもらいましたが、面接は未経験な上に質問内容が把握しきれません。だから、新聞は昔から読んでいたのですが、本はあまり読まなかったのでたくさん読みました。本番、予想外な質問に落ち着いて答えられたので、知識をたくさん持っていることは大事だと思います。
三年間で何度も辛い時があります。そんな時は休養してください。最後に笑えるように、後悔しないように自分のやり方で進められたら良いと思います。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「受験で大切なこと」 薮内 富士子

合格大学 / 奈良女子大学(理)

私が言いたいことは、嫌なことから逃げていても最後は向き合わなければならない、ということです。これは勉強だけでなく、何事にもあてはまると思います。これまで私も親や先生に言われ、「当たり前のことやん。なんでそんなことわざわざ言うんやろ。」と受け流していました。でも、このことはもう入試本番という精神的に追い込まれた時期につくづく実感させられました。
私は中学校で英語の冠詞を習いだした頃から、英語がとても苦手でした。中学・高校と英語と漢字の10分テストではほとんど受かった記憶もありません。英語の単語がまず分からないので、英文も辞書がないと意味が全然分かりませんでした。ずっと英語から目を背けていましたが、高3になってからさすがにもう背けられないと分かり、英単語を覚えようと努力しだしました。でも、その頃には他にも色々とやることがありました。英単語にだけ時間を割くことが出来ず、しかも英語が嫌いということもあり、ほとんど英単語を新たに増やすことが出来ませんでした。よく言われていることですが、もっと早くにしっかり向き合っとけば…と何度も後悔しました。
結局入試本番でも英語があまり出来ず、英語だけが原因ではありませんが、すべり止めの学校1校しか合格できませんでした。嫌なことを避けていても、時間が解決してくれることなんてほとんどありません。最後はこれまでのつけもプラスされて、正面から向き合わなければなりません。それなら最初からあきらめて向き合って下さい。負けたもん勝ちです。この言葉は高3の担任の先生がよく言っていた言葉です。どうかこの言葉を大切にして下さい。
では、皆さん「自分はこれ以上勉強できなかった」と思えるくらい受験勉強を頑張って下さい。

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「大学受験を振り返って」 中川 和美

合格大学 / 和歌山大学(教育)・四天王寺大学(教育)

大学受験とは、私にとって今までの人生の中で一番辛かった行事だと思います。体力的にも精神的にも疲れ果ててしまいました。そんな大学受験において、私が特に大切だと思ったことが二つあります。
まず一つ目は、コツコツと毎日努力し続けることです。当たり前といえば当たり前なのですが、しかし難しいことだと思います。実際私もしっかりできませんでした。入試本番直前になって英単語を必死に覚えなければならない状態で、あの時の十分テストをもっと活かして勉強できていたらと思いました。だから、早い段階から受験に意識を持って、日々の十分テスト・授業に力を入れて努力してほしいです。特に十分テストは、二年間毎日辛いですが、真剣に取り組めば必ず結果もついてきます。今からの少しずつの努力が後に大きな成果を為すので、ぜひ頑張って下さい。
そして二つ目は、最後まであきらめないということです。私は、後期試験までねばってやっと合格することができました。後期試験は受けずに前期試験までで終わらせてしまう友達が多かったのですが、その中でも私は最後まで頑張りぬくことができて本当に良かったです。しんどいからと逃げてしまわず、自分が納得いくまで頑張るといいと思います。
受験は、本当に辛く厳しい道ではあるけれども、努力を継続する心・あきらめない心を持って、目標を定めてしっかりと歩んでいって下さい。

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「受験を終えて」 咲花 典

合格大学 / 和歌山大学(教育)・関西大学(経済)・関西学院大学(法)

私が大学受験を終えて思うことは、最も基本的な勉強方法が、最も効果的な受験勉強となったということです。
例えば、学校の授業を大切にすることです。実際に、授業中に解いて、解説された英文が本番の試験にも出題された、ということがありました。また、入試の最中に、授業中、先生がおっしゃった事を思い出して正答できたということもありました。
その他には、定期考査をしっかりと勉強することも大切です。
なぜなら、定期考査は各教科の先生方が要点を絞って出題されているからです。その為定期考査を満足に解けなければ、入試問題も当然、解けません。
そして、私が最も力を入れたことが、模試を復習し、教科別にまとめたノートを作成することです。間違ったこと、忘れていたことをメモしてストックしたものを、ノートにまとめて作成しました。
これらのことは、先生方や先輩方のアドバイスを参考にして、実際に試してみて、良かったと思うことです。また、高3の9月半ばまで部活をして、せめてこれだけはやろうと思い、実行したことでもあります。
焦る気持ちもあるでしょうが、基本的な事を大切にして諦めないで下さい。

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「私を見習えば頑張れる、私になるな受験生!」 古川 紗由美

合格大学 / 甲南女子大学(文)・松蔭女子学院大学(文)・京都光華女子大学(文)

私は、高校2年生のときまでずっとダラダラ何もない生活をおくり充実もしない最低な毎日ばかりだったので、受験に関しても甘い考えでした。正直、関関同立はどこか1つでもひっかかるだろうと思っていたので、馬鹿にしていました。高校3年生になり、受験生らしく勉強でもしてみようと思い、通っていた塾には毎日自習をしに行く様になりました。
何気に始めた勉強で私はやっと「これはヤバイ」と思いました。気付くのが遅かったです。夏頃には必死で勉強していました。嫌々な気持ちで取り組んでいた訳ではなく、勉強をしないと落ち着かない様になっていました。
私は特に日本史ができなくて、平常考査でも毎回欠点。先生にとても迷惑をかけていた生徒でした。希望補習を頼み、旧石器時代の0から教えてもらいました。毎日、日本史の勉強を最低2時間はやる様にすると、模試の偏差値が今まで32ほどの私が62に上がりました。正直、奇跡です。先生もとてもびっくりしていました。
第1志望は私立だったので、センターは捨てようと思っていました。受けるだけは受けてみようと考えていましたが、なんとなくでした。こんな考え方まちがっています。真似しないで下さい。私立だろうがセンターの勉強はした方がいい、むしろやれ、とでも言いたいです。お得です。センターの点がよければ大学にセンター利用で出願できます。一般前期で受けるのが面倒ならセンターで頑張れ。多分実感はないと思います。けれど絶対後に気付くと思います。
初富生は最後に強いと聞きますが、まさにそうだと思います。私もその1人です。前期受けた大学は全落ち。けれどなんとしても大学には行きたいと思い、後期試験まで勉強をやめませんでした。すると、無理だと思っていたのに合格。嬉しかったです。諦めたらそこで試合終了(by.スラムダンク)です。自分を信じて進み続けて下さい。

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「大学受験に向けた勉強の方法」 中井 佑介

合格大学 / 防衛大学・関西学院大学(法)・関西大学(法)

大学受験はよくマラソンに例えられますが正にその通りだと思います。僕は中学1年のときから大学受験に対して意識しており、結果それが高3になって功を奏することになりました。高校の勉強・大学入試に必要な学力というのは、中学の頃の勉強から発展したものが大半を占めるため、中学の勉強をおろそかにしてしまうと、高校に入学した後の青春時代の多くを足らない学力を補強するための時間に費やさなくてはならなくなってしまいます。そうならない為にも、早い内からの勉強が必要であるのです。では、どのように勉強すればよいのか?それは簡単な事で、少しの時間を毎日積み重ねるのです。そうする事で、基礎的な学力が身に付き、高校進学後も少しの時間で効率よく吸収することが可能になるのです。具体的には1日2時間程度机に向かうことです。それを毎日欠かす事なく続ければ旧帝大にも手が届くでしょう。しかしこの習慣づけは容易なものではありません。様々な誘惑が邪魔をすることでしょう。そんな誘惑に負けないためには、確固とした大学進学に対する意思が必要です。この意思を持つには早い内から大学に関する情報を集め、受験に対する実感をわかさなくてはいけません。皆さん、残された時間は長いようであっという間です。がんばってください。

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「受験をふりかえって」 中村 知樹

合格大学 / 大阪府立大学(経済)

受験をふり返っていくつか大切なことがあった。
一つ目は勉強するきっかけである。勉強すれば誰でも必ず成績は上がる。そのきっかけとして私は十分テストをオススメします。十分テストは前日に勉強すればすぐに次の日に結果として現れる。その喜びを感じることで次のテストも頑張ろうという意欲がでてくるからです。それはしだいに大きくなってゆき、定期テスト、そして結局は受験を成功しようというものになります。
二つ目は、基礎をきちんと固めることです。家においても土台をちゃんと作らないと、少しの衝撃ですぐに倒れてしまう。勉強においても同じで、難しい問題集ばかりしていても基礎がなければ解けないのである。ここにおいてもやっぱり十分テストをオススメする。言わずもがな十分テストは基礎固めには最適である。
この合格体験記で言いたかったことは十分テストを毎日勉強しつづけることが必ず3年の3学期の入試に結びついてくるということである。

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「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり。」 廣岡 涼

合格大学 / 信州大学(人文)・近畿大学(文芸)

『どれだけ城を堅固にしても、人の心が離れてしまえば治めることはできない。情けは人をつなぎとめ、国を栄えさせるが、仇を増やせば国は滅びる。』戦国時代に生きた武将、甲斐(山梨県)の守護大名・戦国大名であった武田信玄の言葉です。
「人」つまり、自分以外の周りで支えてくれる人々のことです。「人」の存在は、本当に素晴らしいと思います。「受験は集団戦」とはまさにその通りです。受験中に私は何度も「人」の存在の大切さをひしひしと感じました。
私がセンター試験で思うように点が取れず、「この点数で二次試験、いけるかな?無理かもしれない…」と内心落ち込んでいた時に、一緒に勉強し、志望大学を目指していた私の周りの多くの友達が「いけるって!お前ならやれる!」と励ましてくれて、私を立ち直らせてくれました。
また、私立大学入試で不本意な結果となってしまい、完全に気持ちが落ち込んでいる時に、先生にその時の心境について話してみたところ、「国公立は今からや!切り替えていけ!」と鼓舞していただきました。その瞬間、気持ちがスッとしてすぐに切り替えて、国公立の二次試験に集中できるようになりました。
国公立の二次試験は、正直自分一人だけの力では到底やりこなすことはできませんでした。担当の先生に見てもらう添削指導は毎日といっていいほど、空いている時間を見つけては行っていました。自分では意識していなかった箇所を、指摘していただき、勉強の効率も格段に上がりました。そのため、「解答の書き方」というものが、だんだんわかってくるようになりました。
そして、何よりも家族の存在は一番大きかったです。朝、家を出る際に、一言「行ってきます!」と言うと、不思議と身が引き締まり、「がんばろう!」という気(闘争心がわきました)になりました。家に帰ってきた時も、「ただいま!」と言うと、返ってくる言葉で、学校での疲労が一気に吹っ飛び、夜も怠けずしっかりとやるべき勉強を続けることができました。
私が一人で勉強していれば、間違いなく脱落していたでしょう。本当に友達、先生、家族といった「人」の存在は大きいです。このような人々に支えられて、私は良い結果を生むことができたのでしょう。自分の周りの人々がいるからこそ、自分が存在することを意識し、そして、いつでも感謝の気持ちを忘れないことが大切だと思います。

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