高等学校

合格体験記

第27期生(平成25年度)

「受験から学んだこと」 下村 佳世

合格大学 / 近畿大学(文芸学部)

 受験は、私を成長させてくれました。それは、受験を経験した人全員に言えることだと思います。
受験を通じて、私は友人や家族の大切さを改めて感じることが出来ました。これも成長の一つだと思います。自分が想像していたより何倍も苦しく、高校受験とは比べられないほどしんどい大学受験は、友人や家族がいたからこそ乗り越えられたと思います。互いに切磋琢磨し、刺激し合い、受験を乗り越えた友人は、一生の宝になると思います。
そして、もう一つ。私は、受験から冷静に物事を考え直す大切さを学びました。私が進学する大学は第一志望の大学ではありません。センター試験が終わるまで、正直考えた事がない大学でした。あの時、第一志望にこだわって、現実を見ていなかったら、大学に受かることはなかったと思います。最後まで諦めずに、自分の意志を貫く事は大切ですが、時には、冷静に考え直す事も大切だと思いました。
私は一番自分が行きたい大学に進学することは出来ませんでしたが、自分に一番縁のある大学に合格したと思っています。自分の第一志望を"縁のある大学"にできるように頑張ってください。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「受験」 難波 駿也

合格大学 / 近畿大学(文芸学部)

 私は高校三年生の夏まで一切大学受験というものについて考えたことが無かったのです。
正確には、勉強して大学に入ろうなどということは1ミリたりとも考えたことがありませんでした。初富という勉強に力を入れている高校に通っていてもそうだったのですから、公立高校に通っていたらどうだったのでしょう。正直怖いです。怖いということは私は勉強して大学に合格したことを少なからず正解と感じているのでしょう。私は元々美術系の大学で文芸の勉強をしようと思ってました。それなら勉強なしでAO入試で課される小論文さえ出来れば受かりますし。ある日、模試が返却されました。開いたら、見るだけで吐きそうになるような数字がズラリ。気づいたら私は古文の文法書を手に取ってました。ちょこちょこ勉強していくうちに知らないことがたくさんあることを知りました。ここで一つの疑念が頭に浮かびました。このまま勉強から逃げ続けて中身の有る人間だと自信を持って言えるのだろうか。些末なきっかけでしたが私は勉強を始めました。目標があるとモチベーションが上がると思い志望校も文芸学部があって勉強しないといけない所に変えました。とりあえず私がやったのは勉強を楽しむこと。それだけは意識することを忘れないでやりました。最底辺に居たのにいつしか模試の成績優秀者表に載るようになって。周りとは勉強の話しかしなくなって。本番の日ですら楽しくてワクワクしながら受けてたものです。そんな私ですがやはり勉強を続けれたのは周りのお陰だと思います。両親をはじめ切磋琢磨しあった友人のみんな。担任含む先生方。月並みですが本当にありがとうございました。最後に受験とは。大学に行く為に勉強するのではなく、大学に行って楽しむ為に勉強するのです。目標は達成しましたが、まだ胸は張れません。私はこれからも勉強を続けます。だってあんなに楽しませてくれるのですから。そう思える受験で良かったです。

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「受験勉強を振り返って」 宮崎 由実子

合格大学 / 大阪経済大学(経済学部)

 私が大学受験で学んだことは本当にベタだと思いますが「あきらめない」事だと思います。私は実際後期試験で合格することが出来ました。前期でいくつも落ちてしまったときは2、3日ヘコみましたがすぐに立ち直って頑張ることができました。それは共に受験勉強を頑張ってきた友達やずっと見守ってくれて応援してくれた担任の先生や家族がいてくれたからです。そのお陰で後期試験は絶対に受かるっ!という自分でもびっくりする程の自信を持って挑むことができました。
入試では一発で受かることも何より大事だしそっちの方が良いとみんな思うと思います。でも入試はすごく厳しいものでみんながみんなうまくはいきません。こんなことを書くのはあまり良くないかもしれませんが私のずっと一緒に頑張ってきた友達は一度や二度全員悪い結果をもらいました。でも落ち込む必要は全く無いと思います。そこには縁が無かったのだと思い常に前を見て頑張ることが大事だと思います。
あと本当に一緒に頑張れて真剣に自分の行きたい大学や将来の事を話せる友達を見つけて欲しいと思います。私の最後まで支えになったのはやはり友達の存在でした。友達から「大丈夫、大丈夫」といってもらえることがこんなにも支えになるのかとこの受験で知ることが出来ました。
あとは自分の学びたい明白なことを決めて下さい。私は後期で第3志望の大学に受かり入学することになりましたが、学びたい事が存分に学べる環境がある大学なのでとても満足しています。
そして担任の先生の存在はとても大きいです。他の先生に言いにくいことも担任の先生なら相談もできました。担任の先生を信頼して頼って下さい。先生はいつでもすぐに相談にのってくれます。受験は大変ですがたくさんの事を私は学ぶ事ができました。まわりの人達への感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「受験に対する心構え」 藤田 晃史

合格大学 / 兵庫県立大学(経済学部)

 僕は、この一年間妥協を続けてしまったことを後悔しています。高校三年生になって、先生方は前々から何回も言ってきたことをより強く僕たちに言うようになりました。が、僕は特に危機感もなく生活を続けていました。僕としては浪人はしたくない、でも私立も自分が納得できる関関同立以外は行きたくないという欲張りの望みをしていました。一学期頃、僕は自分の行きたい大学判定はAだったので余裕だなと思っていました。しかし、部活の引退を境に周りの人々の目の色が変わりました。それでも僕は楽観的な考えをもったままでした。そして夏休みが終わった頃から、成績が下がりだしました。僕は前期試験で兵庫県立大学に合格しましたが、この大学はとても満足ですが本来の志望校ではありません。今となって言えることは、楽観視して、受験に対しての気持ちがすでに負けていたということです。「あの大学ぐらいなら受かるだろう」と思っていた自分は私立大学を全部落ちました。たとえ模試でA判定が出ていても、気持ちで負けていれば合格できないし受かったわけでもありません。何事にも全力で尽くしてほしいと思います。もし私立大学に落ちても、諦めないで前期試験対策を必死で続けてください。その必死さが合格につながると思います。物理学者の湯川秀樹は、「一日生きることは一歩進むことでありたい」と言っています。今日の努力が明日につながると思いますので、一歩一歩着実に合格に近づけるようにがんばってもらえたらと思います。

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「この一年で得たこと」 小林 秀美

合格大学 / 大阪教育大学(教育学部)・関西学院大学(文学部)・同志社女子大学(表象文化部)

 この一年間は今までの人生で一番辛くて苦しい一年でした。成績が全く伸びなかった時期には毎晩机に向かって"何がいけないのか"を自分自身に問いかけました。受験は合格するか落ちるかの二択しかなく、全国には私が目指す大学を志望するライバルがこんなにもいるのかと考えるだけで怖くて仕方がなかった時もありました。ですが、センター直前、一日十六時間くらい勉強するうちに"自分ならできる諦めたらそこで終わりだ。"と思い始めました。迎えたセンター試験では自分の目標とする点には全く届かず、本当にショックでした。でも、ここまで来たのだからやるしかない、という思いで私立と国立大学の勉強に励みました。私立では受かった所もあるのですが、自分が私立の中でなら一番行きたいと思っていた大学には落ちました。落ち込む私に姉は、"もしそこに受かってたらきっと国立の大学に行きたいと思う気持ちは揺らいでたんじゃない?"と言ってくれ、頑張ろうと思いました。そして合格することができました。受験に対する取り組み方は千差万別ですが、大切なことは"自信"を持つことだと思います。自信は、"自分を信じる心"です。この一年間自分がどれだけ頑張ってきたのかという自信です。また、受験を通して周囲の人の大切さを身に染みて感じました。先生方、友達、そして家族の協力があったからこそ乗り越えることができました。この一年、大変なことはたくさんありましたが、それ以上にこれからの自分の糧となるものを得ることができ、成長することができました。まだ自分の夢に向かってスタート地点に立ったに過ぎませんが、これまでの経験を生かしてこれからも頑張っていきたいと思います!
最後になりますが、私を支えてくださった先生方、本当にありがとうございました!

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「意志あるところに道は開ける」 小西 優香

合格大学 / 兵庫医療大学(看護学部)

 私は大学受験を通して受験の厳しさと、自分に厳しくなければ合格は難しいということを痛感しました。どこかで自分に甘かった私は、安全圏だと思っていた私立にすべて落ちました。これが自分の実力だとは認めたくありませんでしたが、基礎固めが充分でなかったのだと思います。入試問題は一部を除き、基礎が身についていれば充分立ち向かえるものがほとんどです。だから日々受けている10分テストや授業を大切にしてください。私は10分テストや授業の復習を怠ったことを後悔しています。その場しのぎで復習しなければ何も身につきません。ぜひ模試のやり直しにも力を入れてほしいと思います。これは本当に効果があります。実際、高1のときに数学の偏差値は40台でした。数学ができなくて嫌になりかけていました。しかし、模試のやり直しを始めて、高2の半ばくらいには偏差値が60以上まで上がりました。だんだん解けるようになると楽しくなるし、好きになれます。
成績が思うように伸びない時期もありますが、自分の意志を曲げず、ひたむきに取り組んでください。自分の夢が勉強の原動力となるはずです。
さらに、私のように何度挫折しても、決して諦めないことが大切です。チャンスがある限り挑戦し続ければ、必ず道は開けてきます。
最後に私を応援してくださったすべての方に感謝しています。本当に最後まで支えていただきありがとうございました。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「受験に対して大切なもの」 丹羽 義勝

合格大学 / 京都薬科大学(薬学部)・大阪薬科大学(薬学部)

 僕は家では全く集中できなかったので、学校の自習室や近くの図書館に行って勉強していました。自習室では分からないことは先生に聞いて理解し、図書館では他の受験生もいたので、やる気がとても上がったことを今でも覚えています。毎日、勉強と受験の言葉は聞いて投げ出したくなる日々もよくありましたが、友達に励まされ日々を乗り越えました。
合格への一番の近道は小さなことの積み重ね、一つ一つを正確に理解することです。面倒くさがらずにすればの話ですが。
クラブをしていたので両立するのがとても難しかったです。走って帰りのバスで勉強しようとすると疲れて寝てしまったり、やる気が無かった日もありました。でももうちょっとだけ頑張ろうと思って毎日勉強に励みました。
大事なことって目標達成をすることだと思うかもしれないけれど、その絵を鮮明にえがけた時点で僕はすでに成功やと思っています。今があって志望校合格があってそこまでの道すじが見えたら、今でも成功やと思います。その道が見えない日々が続いていました。高3の10月くらいまでは。模試であったり、定期テストが道を鮮明にしてくれるカギだと思います。
えらそうに書いてますが僕もいくつか大学には落ちました。全く道が見えなかった。全力じゃない訳ではなかったけど自分に甘い部分があったからだと思います。みなさんはこんな弱さを乗り越えて欲しいです。

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「面倒だからこそ力になる」 奥薗 舞

合格大学 / 金沢大学(医薬保健学域)

 馬鹿で国立大学など夢のまた夢だった私が国立に合格できたのも、2年生の頃から勉強を頑張ったおかげだと思います。そこで少し勉強方法のアドバイスを紹介したいと思います。
まず、英語ですが英語が苦手な方は早めに対策を行って下さい。特に毎朝行われる10分テストは英単語力を上げる絶好の機会です。10分テストは面倒に感じると思いますが、真面目に取り組んでおけば効果があるもので、その場凌ぎではなく脳内に定着させる姿勢で取り組んで下さい。そうすれば3年になった時再び覚える手間も省けますし、単語力が高ければ英語の試験全体で有利に働きます。そして出来れば正確な発音も意識してすることをお奨めします。文法は毎日の授業・テスト(授業中の小テストも含め)でしっかり取り組んで下さい。授業のプリント・ノートが黒板に書かれたこと、先生が口で言ったことでぎっしりすき間もないくらい埋めつくされるのがベストです。私は重要な所や書ききれないことは大きめの付箋に書き貼ってました。重要な所は自然と何度も書くようになるので、そのことにより頭に内容が定着し易くなるので、この方法はとてもお奨めです。英語は成果が出るのに個人差がとても激しい教科です。よって早めに対策をすることをお奨めします。
数学は授業を大切にして下さい。特にこの教科は予習・復習をすることで効果がでます。予習は教科書を読む程度、復習は授業でした問題をその日に解き、数日開けてまたその問題を解くだけで結構効果がでます。又、問題集や出てきた問題は全て完璧に解けるまで何度もやり直して下さい。最初は嫌になってくると思いますがその内慣れます。
最後に、模試は真剣に取り組んで下さい。試験本番の場慣れになりますし、模試の問題はよい教材です。
以上のことは普遍的で面倒なことですが、面倒だからこそ力になり成果は出ます。だから頑張って下さい。応援しています。

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「私が大学受験を通して学んだこと」 張 恩禎

合格大学 / 大阪大学(医学部)

 私は大学受験を通して、2つの大切なことを学びました。まず1つ目、周りにいる人たちの支えの大きさです。家族はもちろん、先生たち、一緒に頑張っている友達など、自分を支えてくれていた人達のありがたさに、改めて気付きました。そして2つ目、基礎の大切さです。基礎の大切さが一番反映されているのは、センター試験だと思います。基礎なくして2次力は身に付きません。私は数学が苦手でした。原因は基本的、典型的な問題の演習不足でした。これではまずいと思い青チャートの基本問題を2、3周し、パターンを覚えるくらいまでくり返し解いたら自然と私の数学の成績も理解度も上がっていきました。これはセンターを受けない私立専願の人にとっても同じく大事だと思います。数学の才能やその他の教科に関しても何の才能のない私でも、苦手だからと諦めずに最後まで頑張ったら合格することができました。努力は裏切りません。そしてすぐには結果を求めないことです。私は高2の夏から数学の基礎を徹底的にやり始め、ちゃんとした成果を得たのは高3の夏以降でした。
以上の2つのことが、私が後輩のみなさんに伝えたいことです。少しでも役に立てたなら幸いです。

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