高等学校

合格体験記

第28期生(平成26年度)

「わたしの合格体験記」江上 花帆

合格大学 / 京都大学(文学部)・同志社大学(文学部)

私の受験勉強が成功したのは、総じて自分に自信がなかったからだと思います。これを聞くとたぶん多くの人が不思議に感じると思います。よく受験の世界では、自分を信じろ、とか自信を持てとか言われます。しかしこれまでに私は失敗や挫折を味わうことが多かったので、ちょっと成績が上がったぐらいではまったく自信を持つことができませんでした。次の模試はどうせダメなのだろうな、とか、いつ成績下がりだすのかなとか、そんな心配ばかりしていました。でも、失敗を味わってきた分失敗することの怖さも知っていたし、次の大勝負こそは大成功させたいという強い気持ちも絶えず心のどこかにありました。そんなときに、友達に誘われて、たまたま京大のオープンキャンパスについて行きました。その時は、私には全く縁のないところだけれど、素晴らしい大学みたいだからとりあえず行こうという気持ちだけでした。しかし実際行ってみたら、何とも言えない魅力を感じてしまい、オープンキャンパスから帰ってきてもずっと心に残りました。そのあとその友達が、一緒に京大目指そうと強く誘ってくれて、先生も京大をすすめてくださって、いつのまにか私も京大を目指すことになっていました。でもやっぱり私が京大なんて無謀だという気持ちは続きました。実際、高2の夏の時点での私の成績は京大に受かるほどのものではありませんでしたから。でも私は京大を目指すことにしたからには、受かるかはわからないけれど、やれるだけやりきろうと思い、合格するための勉強の計画をたて、本気で勉強するようになりました。具体的に目標が決まれば、やるべきことも自然とみえてくるものです。がむしゃらに勉強すれば、着実に成績は上がり、少しづつ京大合格が見え始めました。自信がなかったからこそ、自分の成績を冷静に見て、ひたむきに努力することができたのだと思います。自信過剰にならず、丁寧に、目の前の課題をこなすことが合格の秘訣です。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「必死な奴こそ報われる」 中辺 翔太

合格大学 / 神戸大学(海事科学部)・防衛大学校・大阪薬科大学(薬学部)・関西大学(化学生命工学部)

受験勉強というものは何かと複雑です。僕自身振り返ってみても、改善の余地があった点は山ほどあります。そういったことを踏まえて、受験していく貴方達にメッセージを送りたいと思います。
学年には必ず模試で上位の人達がいます。その人たちが勉強している姿を貴方は観察したことがありますか。僕の友達で、ほとんど同じ時間勉強しているのに、僕よりもずっと成績が良い人がいました。その人は結局、大阪で有名な国公立の医学部に合格したのですが、僕はずっと「生来持ち合わせているものが違うんやな」と半分嫉妬していましたが、受験直前期になってやっとそれが間違っていたことに気が付きました。僕とその人との差は明らかに集中力の差でした。成績のいい人を見てください。勉強している時の目は普段と全く違う筈です。別に睨めとまでは言わないけれど、勉強するときは厳しい目をするもので、それが俗にいう、集中した状態なんだと思います。
あと、進路の時間は大切にしてください。自分の進路なんてもう決まってるよという人は特にです。一度色々な大学の色々な学部を見渡すことをしてください。僕は小学校の頃から薬学部にやたら固執していたところがあって、進路学習もはっきり言って適当でした。けど、成績の関係で進路が揺れたとき、やっと他の学部・学科の魅力に気づき始めました。結局センター国語でこけた僕が最後に選んだのは神戸大学の海事科でした。第一志望とは全くといっていいほど繋がりのないところで担任の先生にも驚かれたけれど、この選択は正しかったと思っています。自分に一番縁があったんだなと思っているくらいです。貴方達が興味を持つ大学・学部・学科は決して1つだけに限りません。今持ってる夢を大切にしながら、視野を広げていくのもありではないでしょうか。勉強はもちろん進路でも何にでも積極的な姿勢こそ大切だと思いますよ。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「大学受験を終えて」 河井 沙月

合格大学 /山口大学(工学部)・大阪工業大学(工学部)・福井工業大学(工学部)・広島国際大学(保健医療学部)

 私が受験を終えて大切だと思ったことが二つあります。
まず、一つ目は、最低限、学校の勉強はするということです。一、二年生の間は全く受験勉強はしていませんでしたが、定期テストや毎朝行われる十分テストはちゃんと勉強していました。十分テストは不合格だと補習に行かないといけないので、それが嫌で勉強していましたが、三年生になって、十分テストのありがたさがわかりました。三年生になり、単語帳を開くと覚えられなかったものに印がついていたり、テストで間違ったものに印がついていたので、単語も一からする必要はありませんでした。定期テストにおいても、普段から授業は聞いて、出された課題もこなしていたので、テスト直前になってあわてて勉強をするということはありませんでした。
そして、二つ目は、志望大学をはやく決めることです。AO入試や推薦入試を早い時期に行われている大学がたくさんあります。もう少し早く決めていれば受験のチャンスを逃さずに済んだのにと思うと後悔が残ります。しかし、私は一般入試まで諦めず勉強し、自分のしたい研究ができる大学に合格することができました。
受験は体力的にも精神的にも疲れますが、自分をみつめ直す最高の機会であると思って臨んでほしいと思います。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「受験を通して学べたこと」 小林 香織

合格大学 /奈良県立大学(地域創造学部)・神戸女子大学(健康福祉学部)・甲南女子大学(人間科学部)・武庫川女子大学(文学部)

 私は、この大学受験を通じて、たくさんのことを学ぶことができました。その中でも、1番みなさんに伝えたいことは、最後の最後まで諦めずに頑張り続ければ必ず可能性はあるということです。
私はセンター試験で大失敗をしてしまい、5割5分しか取れませんでした。本当に情けなく、今までの自分の努力は何だったんだと何度も泣きました。でも、泣いている時間はないと自分の気持ちを立て直し、私大の入試に向けて頑張りました。しかし、私大の入試もうまくいかず、4回受けた関大も全て落ち模試でA判定がでていた近大も不合格でした。不合格通知を受けとるたび、今までの自分の努力を全て否定されたような気がして、自信を失っていきました。そして、不安や焦りを抱えたまま望んだ国公立の前期入試もうまくいかず、また不合格でした。もう全てやめたい、本当に心の底からそう思いました。なぜこんなにもうまくいかないのか、全ての大学に落ちたらどうしようか。気づけば、ずっとそのことを考え、諦めかけている自分がいました。そんな自分を支え、応援し続けてくれたのは家族や友達、そして学校の先生達でした。周りの人達の支えがあったからこそ、あともう少しだけ頑張ってみよう、そう思うことができました。その時から、何が何でも国公立大学に合格する、そう思い直し、今まで以上に必死に本を読み、小論文を書きました。そして、その努力が報われ、E判定からの大逆転で念願の国公立大学に合格することができました。合格したとわかった時は本当に嬉しく、最後まで諦めずに頑張って良かったと思いました。
この一年、本当につらくて苦しかった時もたくさんありましたが、それをのり越えたからこそ、強くなれたと思うし、今の喜びがあると思います。最後の最後まで、私のことを信じて応援してくれた先生方、本当にありがとうございました。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「勉強は可能性の貯金」 森本 理紗子

合格大学 /和歌山大学(観光学部)・関西学院大学(文学部)・京都産業大学(外国語学部)

 私は中学生の時にII類からI類クラスになりました。今までの分をとりもどすチャンスだと考えてものすごくがんばりました。でも急激に成績が上がるわけもなく、結局II類クラスに戻れたのは高校2年生になってからでした。いざ2年生になると授業が急に難しくなり皆が簡単だといっている問題がわからなくてすごく悔しい思いをしました。このままの勉強法ではダメだと思い、ノートをとってテスト前に見直すという今までの勉強の仕方を改め、ノートをきっちりとるよりも授業をちゃんときくということを優先しました。さらに学校にいる間は必死に勉強して家では復習をする程度にしました。そうして勉強していくうちにまわりの人たちは塾にいきはじめました。でも私は不器用なので、塾と学校の勉強を両立させることができないと思ったから、いきませんでした。成績が伸びず途中で塾にいった方がいいのではないかと不安になる時もありました。でも「一回自分で決めたんやからフラフラせんと迷ってる暇があったら勉強しよう、と自分にいいきかせ頑張りました。その結果自分でも納得ができる大学に合格できたので、今、成績が伸びないと悩んでいる人も全然気にしないでください。きちんと勉強していればだんだん成績は伸びてきます。
私は、努力することの大切さをこの学校で学びました。たくさん辛いことがあったけれど気にかけてくれる友達や先生方がいてくださったから最後まであきらめずに頑張ることができました。本当にありがとうございました。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「大学受験を終えて」 長濱 隆太

合格大学 /鳴門教育大学(学校教育学部)・畿央大学(教育学部)

 私は大学受験を通じて、たくさんのことを学び、経験しました。学んだことをいくつか伝えようと思います。
まずは、最後までこの1年間諦めずに、絶対に途中で妥協をしないでほしいです。受験の際に、「第二志望が受かったから途中で終わろうかな」とか、「後期までいくのめんどくさいからいいかな」とかはみんな思うことです。そういった時に諦めないために、自分の目標をしっかり、高く持って下さい。受験は一見長いように思いますが、人生で見てみるとあっという間に終わります。その一時の感情に流されないようにしっかり目標を持って臨んで下さい。
そして、周りの人々に感謝することを忘れないで下さい。自分が学校に通えて、勉強できるのは親のおかげです。そして、勉強を教えてくれるのは先生のおかげです。三年になると、授業以外で先生方と関わる機会も増えます。直接は伝えなくても、常に周りの人に感謝の気持ちを持ち続けてほしいです。私も前期の合格発表の際に、嬉しいという気持ちよりも、感謝の気持ちのほうが大きかったことは今でも鮮明に覚えています。
最後に、三年という学年は特別な学年だと思います。人として成長できる貴重な学年でもあり楽しい高校生活が終わる学年でもあります。全て終わった際に、高校よかったなと思えるように、この1年頑張って下さい。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「本気でやり遂げる」 長辻 万由子

合格大学 /和歌山大学(観光学部)・関西大学(外国語学部)・関西外国語大学(外国語学部)

 私が自分の大学受験を通じ、最も身に沁みて感じたことは2つあります。一つは、「メリハリ」を付けて頑張るというのが思いの外難しく、大事だということです。この言葉は諸刃の剣で、サボリの言い訳に本当になり易いと思います。しかしこれが正しく出来るようになると、継続して勉強するための大きな力になるのです。気分転換なしに苦もなく勉強出来る人もいるかもしれませんが、受験生の大半がそんな鉄人ばかりではないでしょう。私もそうではありませんでした。「高3になったら文字通り死ぬ気で、血を吐くような努力をして頑張るんだ。」と思っていましたが、突然そんな自分の求めるレベルで努力出来る訳がありません。いつもどこか程々の所で手を抜いてきた自分を恥じて悔い入り、毎日コツコツ努力してきた他の受験生達との圧倒的な差を感じ、絶望して心が折れたのがセンターを目前にした12月。積み重ねてきたものが違いすぎると何度も諦めようと思いましたが、自分に言い訳し脇道に逸れてあれこれ考え始めるのでなく、純粋にがむしゃらに努力してみよう、この3ヶ月すら中途半端で終わったら、何をするにも頑張りが続かないことに対する自己嫌悪が常に纏わりつくようになってしまう、そうなったら周りがどれだけ慰めてくれても、自分は誤魔かせないまま一生苦しむことになる、と思って踏んばりました。ただ、直前期にこうして悩む時間は相当もったいなかったと思います。もう一つ身に沁みて感じたことは、「結局頑張るのは自分しかいない」ということです。どんなに心強い励ましがあって、その一時頑張ろうという気分にはなっても自分が結局頑張らなければそれまでです。私の様に自分に甘い事を自覚していて、「もう手遅れ」「自分に出来ない」と挫折しそうな人がいたら、ちょっと考えてみて欲しい。自分が今まで一度だって本気で精一杯やり遂げた事がありましたか?やりもしない奴ほど「出来ない」って言うけど、それはまだやっていないからだよ。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

トップへもどる
学校法人 大阪初芝学園 初芝富田林中学校高等学校
〒584-0058 
大阪府富田林市彼方1801番地 
[TEL] 0721-34-1010 [FAX] 0721-34-1090

Copyright (C) Hatsushiba Tondabayashi Junior & Senior High School All rights reserved.