100年に一度と言われる教育改革の中、本校も大きな変革期を迎えています。“生徒First”をテーマに、“チーム初富”で生徒一人ひとりを育てていく方向性は普遍的テーマ。生徒手帳には贈る言葉として2019年度は「夢への飛躍」としたためました。今回は2018年度を振り返り、2019年度の取り組みについて解説します。

 今春、第33期生304名が卒業、約9割が進学しました。4年制大学進学者は文系が約58%、理系が約42%、卒業生全体の進路満足度(ヒアリング調査)は88%でした。合格者総数(既卒生含む)は、国公立76名、私立690名であり、現役合格者が増加しています(全体(現浪)で見ると、国公立+医歯薬系の合格者は116名)。東大合格は3年連続、入学者数3名は21年ぶり過去最高、推薦1名は学園初、難関国立10大学(旧帝大、一橋大、東工大、神戸大)合格者二桁は5年ぶり。希望者が多い国公立大学(大阪府大・市大・教育大+和歌山大)も大幅増、指定校推薦50名という結果です。クラブなどの諸活動においては、全国レベル[物理、書道、馬術、環境、探究、トビタテ!留学Japan]での活躍に加え、世界レベル[国際物理オリンピック]での受賞者輩出は特筆に値します。本年度も生徒たちの成長を温かく見守っていただきたく思います。「学校評価」や「授業満足度調査」を通じて策定した最重点課題は次の通りです。

  • ① カリキュラム・マネジメントによる組織としての学校運営と教職員の資質向上
  • ②「超進学校化プロジェクト」による大学進学実績のさらなる向上
  • ③ 中学のコース再編に伴うカリキュラム及びシラバス編成
  • ④ 校塾連携によるエンロールメント・マネジメントを通じた生徒募集力の強化

 ①は組織的な進路指導体制を強化しつつ、新設の5教科推進リーダーが中心となり、大学新テスト対策と授業力向上に視点を置いた企画を牽引します。2018年は現行カリキュラムやシラバスの精査、考査・模試等の分析会、出願検討会、公開授業(日本私学教育研究所後援)、教職員研修[OJTとOff-JT]を定期的に実施。考査平均点は上昇、模試では高学年になるほど上位層が増加、センター試験では得点率80%以上が大幅増、難関大学への合格率及び教員の指導力が向上しました。「ロサンゼルス研修」、「オックスフォード研修」、「エンパワーメント・プログラム」といった異文化理解やオンライン英会話等、英語コミュニケーション力(4技能5領域)と受験学力の両立に向けたグローバル教育も積極展開。民間試験における英検[1級+準1級]保持者の増加が見られました。

 ②は「進路満足度100%」へのアプローチを掲げ、平日の6限授業(土曜4限)では、センター試験や大学入学共通テスト対策として基礎・基本の定着を徹底。5教科小テストでは、誤答分析や指名補習も含め、ICT化された再テストの到達状況を担任が把握し、最適学習となるアダプティブ・ラーニングに直結させます。さらに、校内予備校を併設し、大学受験対策も本格スタート。これは「働き方改革」に対応する校務の効率化に連動します。

 ③は新学習指導要領をふまえ、中学のコース再編(「S特進探究コース」と「特進探究コース」)を行い、令和を代表する学校づくりにいよいよ着手。

 ④は良循環型の学校経営による三位一体(入学-教育内容-進路)改革の推進。定点観測となるPDCAサイクルに加え、不易流行を見極め、対話を通じて個々の潜在力を引き出す4Dサイクル[Discovery ➡ Dream ➡ Design ➡ Destiny]を展開しつつ、ポジティブな取り組みと高いパフォーマンスによって、“新生・初富”の成長戦略を実現させます。

 益々のご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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