初芝富田林高等学校 
手良脇さん

東京大学に入学して半年が過ぎましたね。夏休みはずっと実家に帰省しているのですか?
※取材は2019年8月に行いました。

はい。7月末に前期の定期試験が終わって実家に戻りました。実はそろそろ東京でアルバイトを始めようかと思っていたのですが、予想以上に定期試験の勉強がたいへんで、アルバイト探しどころではなくなってしまいました。ですから夏休みはずっとこちら(大阪)で過ごしています。

東大の定期試験はやはり難しいのでしょうね?

そりゃあもう(笑)。中学や高校の定期試験とは違いますよ。中間と期末に分かれているわけではなく、半年分の内容が一度に試験に出ます。それにもともと授業のレベルが高いですから。

とくに苦労した科目は?

文系の試験でしょうか。文系の科目も選択して履修する必要があるのですが、なかでも「日本国憲法」の記述式の問題が難しかったですね。ただ試験にパスして単位をもらえばいいというのではなく、希望する物理学科に進むには全教科の成績の点数が高くなければなりません。ですから文系の科目だからといって気を抜くことができないんですよ。

なるほど。定員が決まっている希望学科に進むためにはずっと競争が続くのですね。
理系の試験は大丈夫だったのですね。

理系の科目は試験勉強をするモチベーションも高いですから苦になりません。でもやっぱり4月から7月までの内容がすべて試験範囲になりますから、たいへんですよ。

おつかれさまでしたね。で、定期試験の結果はもうわかったのですか?

夏休みが終わるまでに発表されます。手応えはけっこうありましたがやっぱりドキドキしますね。

9月からは後期の授業が始まるわけですが、授業の内容に変化はありますか?

そうですね。そもそも僕は物理の勉強はおもに独学でやってきたので、授業で物理学を学ぶスタイルに慣れるのに苦労しました。

というのは?

独学だと自分のペースでじっくり理解しながら進んでいけますが、大学の授業は教授のペースで進められます。

わからないところもどんどん進んでいくのですね。

はい。しかもそのペースがやたらに早い。

そのペースが後期の授業ではさらに早くなりそうなのですね。

そうでしょうね。これからどんどん内容も高度になりますから、ついていくのがたいへんになると思いますよ。

新しく履修する科目にはどんなものがありますか?

「量子論」と「相対論」のどちらかの科目を履修しようと思っています。いずれは必ず勉強することになりますが、一度に両方の授業を受けるのはハードルが高そうなので。

科目名を聞いただけで難しそうですよね。

はい。教授のペースで進んでいく授業の内容を復習でしっかりフォローできる習慣がつけば、高度な授業もなんとかなるとは思うのですが。

大きな目標だった東大に入学しても、まだまだ努力の毎日が続くのですね。では次回は、手良脇さんの高校時代の勉強方法などについてうかがいたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

*ここに掲載された文章は、本人への取材をもとに初芝富田林高校が作成しています。

*すべての文章、内容の責任は初芝富田林高校にあります。

次回は<第5回 高校1年生の夏から始まった物理の勉強>です。お楽しみに〜。

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