高等学校

合格体験記

第30期生(平成28年度)

「大学受験について」 奥田 浩之

合格大学 / 神戸大学(経済学部)・防衛大学校・関西学院大学(経済学部)・立命館大学(経済学部)

 僕の大学受験体験記として後悔したと感じた点を2つ、これは是非やってほしいと思うことを1つ伝えたいと思います。まず、後悔した点です。1つ目は、自分で買った参考書や問題集をどれも中途半端にしてしまったことです。それは止めておいた方がいいと思います。自分がこれだと思った参考書や問題集を完ペキだ、と思えるくらいやってほしいです。その理由は同じ教科の問題集を二冊も三冊も一度に手を出してしまうと自分の好きな分野だけやってしまうことになり、結局自分の苦手な分野を触れることなく、気づいたら受験となってしまいます。なので買った参考書や問題集を1つに絞ってこだわってやってほしいです。
2つ目は、センター試験対策をするのが遅かったことです。僕は11月の後半から始めたのですが、それでは少し遅いかなと思います。やっぱりどこの大学を受験するとしてもセンター試験で良い結果が出ないとその大学は受験できません。おそらく2次の受験勉強をしてるからセンター試験の問題もいけると考えている人もいるかもしれないでしょうが、それは違うと思います。2次の問題は確かにセンターの問題よりも難しいですが、質が違います。マーク解答であったり、時間が短いなどです。なのでそれに慣れるためにもできるだけ早く一度はセンター試験の問題を解いておくべきだと思います。
あと最後にこれは是非やってほしいと思うことを伝えます。それは親と先生に認められるくらい勉強することです。正直、そこまで勉強するのはしんどいですし、つらいかもしれません。でも、そこまでやれた人は必ず受験は上手くいくと思います。もしダメだったとしても自分に残るものは多いと思います。なので、自分で限界を決めることなく、他人から認められるくらい勉強してみて下さい。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「大学受験を終えて」 木下 茉悠子

合格大学 / 大阪市立大学(文学部)・同志社大学(文学部)・同志社女子大学(表象文化学部)
関西大学(文学部)・関西学院大学(文学部)・武庫川女子大学(文学部)

 私は大学受験を通じて数多くのことを学びました。中でも特に大切さを痛感した二点について、ここで述べたいと思います。
一点目は、呆れるほど基本的なことで申し訳ないのですが「何事も早め早めに手をつける」ことです。お恥ずかしい話ですが、私は毎日勉強する習慣を身につけないまま受験生になってしまいました。進級して間も無く目に見えて成績が下がり始め、慌てて単語集や参考書を開きました。しかし慣れない作業にも関わらず最初から完璧にこなそうとしたのと、心の奥底に甘えがあったのとで全く長続きしませんでした。ようやく自分に合った勉強法を見つけて継続的に勉強できるようになったのは年の瀬も迫る頃で、圧倒的に勉強量が不足したままセンター試験に臨むはめになりました。勉強する習慣が備わっていれば、自分がやりやすい勉強の仕方をもっと早くに知ることが出来たのにと悔やみました。
二点目は、「専門家を大いに頼るべき」ということです。ケアレスミスも重なり目標とは程遠くなったセンターの結果を見た私は、第一志望校への出願を諦めたいと担任の先生に申し出ました。しかし先生は手を尽くして私を引き止めて下さり、そのご意見に説得力があったため出願校の変更は取り止めました。そこから先は腹をくくってひたすら個別指導と自習を繰り返しました。個別指導では非常に丁寧な教え方をして下さり、御陰様で一時はD判定だった私が第一志望校に合格することが出来ました。冷静で的確な助言も細やかな個別指導も、教育の専門家たる先生方だからこそ可能だったのです。餅は餅屋、勉強で行き詰まった時は先生に相談するべきです。思いもよらない方法を示して下さり、簡単に問題が解決してしまう事例は決して少なくありません。
大学受験は大きな試練ですが、同時に貴重な経験でもあります。その貴重な機会を十分に活用出来ますよう願っています。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「人としての成長が出来た受験生活」 西尾 優希

合格大学 / 大阪市立大学(生活科学部)・関西大学(人間健康学部)

 僕は、受験生活を通して大学合格だけでなく、人としての成長が出来たと強く感じています。僕が人としての成長が出来たと感じるのは、大きく3つの力を受験を通して磨くことが出来たからです。
1つ目は、自分の好きなことをせず、毎日勉強に向かい合うことで得られた我慢する力です。我慢する力は、今後社会に出て様々な問題が生じた時に冷静に物事に対処し、思考する力につながると僕は思っています。
2つ目は、計画を立てる力です。週ごと、月ごと、一年間通しての目標を指針として、やるべきことの予定を立て、綿密にこなし、失敗した時にも、柔軟に対応出来る能力が育くまれたと感じています。
3つ目は、努力する力です。僕は、勉強とは主に努力する力を養う為の手段だと考えています。努力する力は、今後様々な場面で必要とされる力だと思います。数字でも表せず、目に見えない力ですが、努力する力は、人生の中で非常に価値ある財産になると思います。僕は、勉強がしんどくなった時はいつもこのことを思い出し、頑張る気力に変えていました。
大学に合格することでこのような力を得たこと、そして受験生活を周りで支えてくれた多くの方々に良い報告が出来たことを非常に嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいです。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

「受験を通して気づいた3つのこと」 堀場 祐希

合格大学 / 和歌山大学(教育学部)・立命館大学(文学部)・関西学院大学(教育学部)

 私は受験生活を通して以下の3つのことをとても強く心に抱きました。
1つ目は「センター試験と模試は違う」ということです。学校や学校外で設けられた会場で受ける模試では周りが皆、学生です。しかしセンター試験では自分よりも明らかに年上のサラリーマンのような人も受けていらっしゃいます。このように受験者の年齢層において、まず変わってきます。さらに試験の意義も変わってきます。模試の場合はまた次があると思って受験できますがセンター試験は一発勝負です。重みが全く違うのです。とても緊張します。ですから模試を常に本番だと思って受けることが大切だと思いました。
2つ目は「受験勉強=学校での勉強」だということです。よく受験勉強と学校の勉強は別々に考えられがちですがそれは違います。数々の模試を受けて毎回点が取れない部分はやはり定期考査で自分が十分に出来ていなかった部分でした。定期考査の勉強、つまり学校での勉強が模試そしてセンター試験、2次試験へとつながっているのです。このことは高校でよく言われていたことでしたが受験生活を終えて改めて強く思いました。
3つ目は「周りの人はとても心配している」ということです。これは合格発表の後に気づいたことでしたが受験前でもこれは大事だと思います。卒業式前日のHRの時間に私の担任の先生は私たち生徒が合否報告をしに来なかったことを注意しました。その日の帰り、私は周りの人がいかに自分のことを心配してくれていたかがよく分かりました。それと同時に感謝しました。合格はもちろん自分の学力や努力によって勝ち取るものですが、周りの人の助けなしでは勝ち取ることは難しいと思います。常に感謝の気持ちを持ち続けることは難しいと思いますが、ふとした時に思うことが大切だと思います。
以上が私が受験生活を通して気づいた3つのことでした。

(個人情報の掲載に関しては本人の了解を得ています。)

トップへもどる
学校法人 大阪初芝学園 初芝富田林中学校高等学校
〒584-0058 
大阪府富田林市彼方1801番地 
[TEL] 0721-34-1010 [FAX] 0721-34-1090

Copyright (C) Hatsushiba Tondabayashi Junior & Senior High School All rights reserved.