学校生活

【はつとんWeekly】 地歴・公民科より(1)

 高校3年生の地理Bの授業では、地図帳への書き込みをたくさん行っています。写真は、授業のあとで生徒たちから借りてきた、いま使っている地図帳です。受験が迫ってくる高校3年生ですが、授業中に楽しんで書き込み、思い思いに地図帳をデコって(decorateして)います。(写真クリックで拡大します)

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 地図帳を活用するメリットとしては、大学入試共通テストで多くみられる「地図を用いた問題」に対応する力がつくことがまず挙げられます。文字情報だけを覚えていても、地図上での位置がないと正解にたどりつけないことも多くあります。ここでの地図帳は、授業で得た知識を記録するノートの役割です。
 もう1点、地図にさまざまな要素を示すことで得られる大きなメリットがあります。別の単元で学習する内容から関連性を見出したり、地図上で法則性を見出したりといった発見が、地理の学びを深めます。ここでの地図帳は、発見につながる思索の場になります。高校3年生になると、すでに習った内容も多く、生徒たちにはこうした発見を通じて、地理学の楽しさに気づいてほしいと考えています。授業中には、こうした関連性や法則性を考える「問い」を発信するように心がけています。

DSC_003.jpg 問題演習の時間になると、授業の雰囲気はまた変わります。隣の席の友人と相談しながら考える時間も用意していますので、なぜその答えになるか、お互いに「解答の根拠」や「判断の理由」を説明しながら学んでいます。生徒同士で「なぜ?」をぶつけ合いながら、論理的に学ぶ様子を見ると、「さすがは学び続けた3年生!」と、大変頼もしく感じます。

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