学校生活
【はつとんWeekly】 国語科より(2)
高校2年生の現代文Bの授業は、「論理的思考に基づく読解」「多角的・多層的な視野に基づく読解」「課題や疑問を自ら見つけ、自らその答えを導くこと」「大学入試につながる読解・記述問題への対応力養成」などを主眼に置き、日々展開しています。
今回はその例として、1学期に実施した小説「山月記(中島 敦)」の授業についてご紹介いたします。執筆者が行った実際の授業展開は以下の通りです。
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そして授業の締めくくりとして、親友と別れる主人公(李徴)の複雑な心情を、5人1組 のグループに分かれて読解→独白形式でまとめる、といった取り組みを行いました。取り組みの詳細は以下の通りです。
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この取り組みは「ジグソー法」と呼ばれる手法を応用したものです。これにより、「伝え る・伝え合う力」「多角的な読解力」の向上を目指しました。ここまでの取り組みにおいて、生徒は時折苦労しながらも、真摯に臨み、添付した下画像(クリックで拡大されます)のようにまとめきりました。「山月記」のような、人間の生き方を問いかける作品に対して様々なアプローチをすることで少しでも生徒の心に残る、あるいは冒頭の授業のねらいの力がついていく、そんな一助になればと思い、授業展開していきました。2学期も引き続き、一生懸命授業をしていく所存です。