学校生活

【はつとんWeekly】英語科より(3)

 イーエフエデュケーションファースト株式会社が発表した、「2022年度版 EF EPI英語能力指数」によると、非英語圏の111ヶ国・地域の中で、日本の英語力は80位に位置付けられています。この80位というのは英語を母語としない国々の中で「低い英語力」と評価されています。この結果は残念ですね。
写真1.jpg 日本が世界の国々と比べて「英語力が低い」と言われている原因はいくつか考えられますが、「英語を使う機会が少ない」「英語で話す自信が無い」ということが挙げられます。いくら英語文法や英単語を「勉強」しても、英語が「通じた」経験がないと自信を持つことはできません。自信がないと英語を話すことに消極的になってしまいます。

 初芝富田林高等学校2年Gコースでは、総合的な探求の時間にネイティブの講師による英会話授業(写真1)と、オンライン英会話(写真2、3)を1年間続けてきました。英会話の授業では「環境問題を解決するために自分たちができること」をテーマに、「英語で」学習してきました。オンライン英会話では、フィリピンの講師の方とタブレットを通じて、レッスンごとに設定されたテーマについて会話をしました。

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 授業が始まった当初は「発表緊張するな...」「今日のネイティブの先生優しいかな..」のような声が聞こえ、英語を話すことに対して自信が無い生徒がほとんどでした。しかし、英語で話す経験をたくさんすることで、英語を話す自信が徐々につき、楽しそうに会話する姿が見られるようになりました。
 去年の12月の午前中授業の期間中には、「イングリッシュキャンプ」(写真4,5)という、英会話を半日行う5日間の企画が実施されました。本校が所有するログハウスで、時にはゲームをしながら英会話を楽しみました。

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 そして、1月にはこの1年の締めくくりとなる、スピーチプレゼンテーションを実施しました。(写真6)初めて英語でスピーチをした時は下を向いて、声が出ない生徒が多くいましたが、1年間の英会話の経験を経て、一回り成長した姿でスピーチしてくれた姿が感動的でした。

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 「英語で話したいことが通じた!」「英語でスピーチができた!」そういった成功体験が、英語学習に対して積極的になり、英語を使うことに抵抗のない生徒が1人でも多く育ってくれることを願っています。

 

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