学校生活

【はつとんWeeKly】国語科より①  

高2「古典探究」の授業を紹介します。
 高1の授業で、かなりの多くの古典の文法事項や古文単語を学習しました。今はそれらの知識をもとにして、さらに新たな単語や文法を学習しながら、平安時代の歴史物語『大鏡』の「道長の豪胆」を読み進めています。

本文のパワポ.jpg

 古文の読解では、単語や文法にこだわって正確に現代語訳する必要がありますが、逆に、細かいことにこだわらずに「大きく読む」というスキルも必要で、「古典探究」の授業ではこの両方を並行して行っています。


辞書で引く生徒.jpg

 

 これまでの授業で第一段落の読解を行い、「気味の悪い闇夜に、帝の命令で、藤原道長、道隆、道兼の三兄弟が肝試しをすることになった」という内容を理解しました。
 今日は第二段落の大意をつかむ授業です。難しい表現を含む段落ですが、辞書で一つ一つ単語を調べることで、「道長は自分の従者を連れずに一人で行くと宣言し、帝が、それでは道長が目的地まで本当に行ったのかどうか証拠がないと言い、道長が確かにそうだと納得する。」というあらすじを自分たちでつかむことができました。

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 ふだんの授業では、板書以外にパワーポイントをできるだけ多く使っています。なかなかイメージしにくい古文単語や分かりにくい文法、覚えにくい文学史の知識などを視覚的に理解してもらおうと、見やすさや面白さにこだわって画面を作っています。

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 今後は、生徒自らが調べるべき単語を見つけ、辞書や文法書を駆使して自分で現代語訳で作る学習へとシフトし、また、長い文章を素早く読み、できるだけ正確にあらすじをつかむ、というような授業を展開して、受験に必要な学力を着実に培っていきます。

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古典探究」の授業を受けて~生徒の感想

「古典は昔の書物なので、今は違うところが多くてイメージしづらい部分が多いけれど、パワーポイントを使っているので分かりやすいです。休み時間にみんなで口語訳を教え合ったりもして楽しく勉強します。」
「私は古典があまり得意ではないけれども、先生の挙げる例えやユーモアを交えた教え方で、以前より読解が得意になったかなと思います。単語の意味や文法など、詳しく教えてもらえてとてもよい授業です。」
「今日の授業では『大鏡』の二段落目について習いました。古文の単語は分からないものが多く、今日も「げに」という単語がありました。現代語では「なるほど」という意味で、これも覚えなけれなならないと思いました。」
「私は正直、古文は得意ではありません。ですが、古典の助動詞は表を用いたり、パワーポイントを用いたりして私たちが理解しやすいように授業をしてくださっているので楽しいし面白いです。」
「古文の分からない単語を辞書で調べると、文の内容が分かってくるので楽しいです。もっとたくさん文法や古文単語を知って、古文が読めるようになりたいです。」
「一つ一つのことについて丁寧に教えてくれるので、とても分かりやすく楽しいです。」
「今学習している敬語法は、古文を読むうえでとても重要な文法だと思うので、マスターできるように頑張りたいです!」               

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