学校生活

はつとんWeekly 高2数学科より

 1学期中間考査が終わりました。新学年になって初めての定期考査ですので、みんな頑張って取り組んでくれたようです。さて、テストが返却されたら大切なことがあります。そう、間違えた問題のやり直しです。数学の勉強のコツは分からない問題をそのまま放っておかずに、その都度きちんと解決していくことです。特に、定期考査や模試で出題された問題は、それぞれの単元で重要なものばかりですから、分からないままにしておいてはいけません。

この学年では、数学の取り組みとしてテスト後のやり直しをとても大切にしていて、高校1年の時から、専用の「やり直しノート」を作成しています。間違えた問題をもう一回解き直して終わりにするのではなく、自分の考え方のどこに間違いがあったのか、どうすれば次からは正解できるのかを徹底的に分析して、ノートにまとめていきます。問題用紙も一緒に貼り付けてあるので、後から見返したときに復習がしやすくなっています。

 以下、何冊かの「やり直しノート」を紹介します。

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 数式の意味が分かりやすく書き込まれていますね。間違った考え方についても、きちんと書き込んであり、「なぜダメなのか」という理由とともにまとめられています。

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 各条件が図示され、どのように数式化されるかがまとめられています。複数の条件が必要となる問題ですが、それぞれの条件が色分けされており、問題の構造がつかみやすいですね。

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 テストでなぜ間違えたのかが書き込まれています。今回は単純なミスだったようですが、数学を深く理解していくためには、このような「言語化」する作業が欠かせません。

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「ゴリ押しでいく」...このように、自分の頭の中にある言葉でまとめていくことが大切です。答案には、こんな言葉では書きづらいですが、これは自分専用のノートなのでOK。

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解答に必要な公式が書き込まれており、復習がしやすいですね。さらに、公式の使い方を間違った点についてもまとめてあり、次からは間違わないぞ!という決意が伝わります。

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模範解答を参考にしつつ、自分に必要な情報を追加で書き込んでいます。このようなノートを作っておくと、後で見直したときに、思考がスムーズに流れますね。

生徒それぞれが工夫して、やり直しノート作成に取り組んでいるようです。このノートには、これまでに自分が出来なかった問題と、それに対する正しい考え方がギッシリと詰まっています。いわば、自分専用にカスタマイズされた参考書です。今後も継続して取り組んで、高校3年生になった時に素晴らしいノートを完成させてほしいと期待しています。

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