学校生活

【はつとんWeeKly】国語科より②  

中学1年の国語では、国語力を伸ばす基礎となる「語彙力をつける」ことにも力を入れています。普段から使っていて平易な言葉でも、文の中での使い方によって、ニュアンスの違いやその言葉を使っている意味を考えると意外な発見や気づきがあります。そのことを感じてもらうために、中1の最初は詩の授業からスタートしました。

語句の意味を調べるにあたって、今はネットなどで手軽に検索することができますが、検索で出てきたものが正しいかどうかの判断がまだ難しいことや、ネット検索で調べたことは操作が簡単なため、脳に記憶が定着する率も大変低いと言われています。そのため、正確な意味や使い方を学んでもらうために紙の辞書を使って調べることにしています。

単元ごとの最初に、必ず語句の意味調べを行っています。普段から辞書を使うように心がけていれば、手間も感じることなく手軽に使いこなすことができます。

 普段なんの不自由もなく日本語を操り、会話ができていることから、知らない言葉が出てきても、ついなんとなく意味を推測して判断し、知らない言葉を飛ばして理解してしまうことが多いのが日常です。このことから、語彙の意味を正確に知るという心がけがおろそかになります。

 中1では、語句の意味を知り、文章を深く読むことの面白さを知る一つとして、「新聞なぞとき研究」という朝日新聞社主催の探究の取り組みをしています。最近はネットでニュースが見られるため、普段から紙での新聞を読む習慣が少なくなっています。その紙の新聞を使って、その中から気になる記事を探し、その記事の中に出てくる知らない語句を調べ付箋に書いて貼るということをします。それをしていくうちに、はじめてその記事を読んだ時とは違って、よりその内容を深掘りしていくことができるようになります。そこにはじめて「読む」という楽しさを見いだすことができます。それが、国語力につながっていきます。

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