学校生活

はつとんWeeKly 校長室より⑥  

NPL制度等

 初富は進学校であると我々も話しますし、周りからも言われます。しかし、そもそも進学校とは、どういう学校のことを言うのかはなかなかあいまいです。そこで、独自の教育目標を設定し、その教育目標を達成すべく教育内容をつくり、生徒がその教育を受けることで、自らの進路を自らの力で切り拓いていけるように教育を実施します。そう意味での進学校ということになるのですが、どうしても大学入試という高いハードルを越えるためには、現実的な工夫が必要になってきます。

初富では、コースに応じて、力に応じて、様々な仕組みをつくっています。特に、難関大学や医学部医学科の入試においては、どうしても教科指導・進路指導における経験がものを言います。この面に対して、次のようなことをミッションとしている教員が初富にはいます。

① 高校1年~3年の最上位コースを縦に持ち教科指導を行う

② 模試の分析・モチベーション維持のための方策を考え確実に合格につながる進路指導を行う

③ 問題研究・良問共有などにより、後進を育成し教員全体の資質向上を図る 

現在、国語のU川先生、数学のM籏先生、英語のT林先生が担当教員で、難関大学対策プロジェクトリーダー(NPL)と呼ばれています。NPLの先生方を中心に最上位コースの担任や管理職を入れたNPL会議を毎月実施し、生徒の成績・志望・様子・クラスの雰囲気などの状況を共有しながら、生徒一人一人が確実に難関大学に合格するための方策を練っています。

進路に関する会議は、高校3年生の担任団と、他学年の学年主任、管理職による進路指導対策会議も二月に1回程度実施しており、こちらでは高校3年生全員の進路指導に関して丁寧に対策を立てています。これらは、現在いる生徒が目の前の進路実現のために初富が実施している丁寧で、"即効性"のある取り組みです。

一方で、これからのVUCAの時代、またAI社会でも確固たる教育を実践できるよう、「知的創造は根本的に対話的である」ということを念頭に、"将来性"のある授業改革を実施し始めています。

授業に関わること以外にも、国公立大学との高大連携企画・医学への道project・楽しいだけでなく確実に英語力のつく国際教育など、他校にはない特色のある教育を実施しています。

今回は、初富でしか味わえない丁寧な取り組みの一端を紹介させてもらいました。

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