2020年4月より、初芝立命館中学校・高等学校に着任いたしました、花上 徳明(はなうえ のりあき)です。
着任早々、世界では新型コロナウイルス感染症の拡大という世界規模での大きな問題が発生し、命を優先とした対応をしなければならない状況となっています。このような状況であるからこそ、国や地域や言語などの様々な違いを超えて互いに思い合い、支え合い、認め合わなければならないのだと思います。グローバル化とは言われますが、すでに世界は一つとなっている感もあります。ボーダーレスな社会の課題を解決しなければならない時代がきています。
さて、世の中の変化するスピードが格段に速くなっていく社会、変化の大きい20年後に世界の中心となって活躍する生徒たちには、私たちが受けた教育の再生産でいいのでしょうか。今後は今ないものや今あるものを活用して新しいものを創り上げていく『創造力』が重要だと言われています。新しくクリエイティブな仕事を成し遂げたIT関連企業のスターターには、3つの共通点があるそうです。1,「型にはまらない」常識と言われていることが本当に正しいのかを考えてみる、2,「まずやってみる」日本人は成功する確率がかなり高くないと実行に移せないそうですが、まずやってみる気持ちを大切にしましょう、3,「失敗して、前進する」失敗を繰り返しながら成功に近づくということです。失敗して立ち止まることのないよう、その経験を活かして先に進めましょう。中学・高校時代は、目的をしっかりと考え、失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしてほしいと考えています。
もう一つ大切なことは、『学び続けること』だと考えます。社会が大きく変化し、その先を予測することが難しい時代となっても、自ら学び続ける力があれば大丈夫です。中学・高校時代に自ら学ぶ自分に適した方法を習得してください。きっと、生涯にわたって自分を支えてくれる力となります。その上で、他者とのコミュニケーション大切にして、新しい時代の課題を克服していってほしいと願っています。
初芝立命館は、新しい時代に求められる新しい教育を考え、これからの時代に活躍する生徒を育てていく学校をめざします。