新型コロナウイルス感染症、変異株の影響が大きいのかもしれないけど、まだまだ感染の拡大が収まらないようで。いつ終わるのだろう、いつ世界は変わるのだろう、などと考える日々。毎日、感染者数を確認する。特に大阪府。次はどうするの？

　パンデミックはいつか終わる。このことは間違いのない人類のこれまで経験したこと。しかし、この一年、対応に追われていて、生徒の活動が見えてこない。一年は過去の歴史の事実の中で、科学技術の進歩で短くなっているはずなのに。

　ふと考えると、生徒が学校にいることは学校が学校らしくあるように感じる。「学校」とはなんなのか。この一年、本当に考える時間が増えた気がする。この生徒たちにとっては、この日々がけがえのない日々であり、大切な時間であるのに。かわいそうに、などと言っても、なにも変わることはないし、どうしようもない。みな同じ時代を生きている。

　この状況下での大切な時間をどのように使うのか、考えて過ごしていくのか。

　私は常にチャレンジしてほしい、と発信してきたが、生徒がやってみようと思えることはあるのだろうか。自らを守り、周囲の人のためにやれること、やるべきことはやる。制限されているようで、自由とはそういうところにあるということはなんだか現状も似ているようにも感じられる。その中で、「型にはまらない」「やってみよう」「失敗して、前進する」は変わらないよ。大丈夫、自分を信じてやってみよう。