2021年10月24日(日)、今日はサッカーJ2の試合観戦をしてきた。
京都府亀岡市のサンガスタジアムまで向かい、レノファ山口VS京都サンガの試合。
前任校の東明館高校には、アビスパ福岡U-18に所属する生徒(U-16日本代表には継続的に選出されていた)がいた。彼は在学中の高校3年時に話をした際、プロ契約の話が来ていて、大学進学と迷っているとのこと。大学進学をしてからプロもあるし、大学からも実際に誘われていると聞いた。安全な道を選ぶこともある。サッカーのプロは若い年齢で引退しなければならないこともあるし、その先のことももちろん不安だろうなぁ。保護者の方も、大学への進学を望んでいるように聞いていた。
この決断、ほんとうに難しいだろうなぁ。
その後、彼と話した時には、「アビスパとのプロ契約を選びました」と。
率直に、「すごいなぁ」、厳しい道を自ら強く選んだのだと感じた。
本当に彼は『挑戦すること』を選んだのだと思った。もちろん、だれにでも簡単にできることではない。
彼が高校を卒業した後、塾への訪問で近くに行った際には、福岡市東区の雁の巣レクリエーションセンターの練習場に顔を出した。数回。練習する姿を見て、ケガもなくやっている姿を見るとほっとした。練習が終わると近寄ってきてくれて、いつも「元気にがんばっています」と言ってくれた。試合には出る機会も少なく、試合帯同も多くなかった。
相当に苦労もしていただろうし、つらさも感じていただろう。その重さは僕にはわかるはずもない。2年ほどが経過した。
2021年8月、レノファ山口に育成型期限付き移籍をしたことを、ネットニュースで知った。また、『挑戦すること』を選んだのだと知った。SNSで連絡した。
きっと次の先に向けての挑戦だろう、と思った。
その後、レノファ山口のHPで出場を確認すると、多くの試合で先発出場している。心から応援したくなったし、その姿を見たいと思った。J2は関西のチームが多くなく、ようやく京都サンガとの試合のチケットを取った。
ピッチで躍動する姿、ほんとうにすばらしかった。とても大きな人に見えた。そのステージで活躍し、次への飛躍をしてほしいと心から思った。
「桑原海人」、とGoogleで検索してみると、福岡で一緒に撮った画像が出てきた。21歳になった彼は、挑戦する大人になってくれた。まだまだこれから試練もたくさんあるんだろうなぁ。でも、挑戦していく姿は、人に大きな何かを感じさせてくれるものがあるよ。
本校の生徒のみんなにも、たくさんの挑戦をしてほしい。失敗してもいいんだよ。
この先いろいろあっても、いつも応援しているよ。大切な卒業生たち。すてきな日曜の午後でした。