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2024 校長メッセージ1 Be Unique 『マイボトル』

2024 校長Message1 Be Unique 『マイボトル』

 2023年9月14日、本校が年間で定期的に行っている「教育講演会」@フェニーチェ堺に自然環境写真家 高砂淳二氏(https://junjitakasago.com/)をお迎えした。高砂さんの作品が2022年10月、「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の自然芸術部門で最優秀賞を受賞されています。生徒に多くの価値観を感じてもらう学校全体での企画。すばらしい自然の写真に感動できること、自然保護の意識を生徒に伝えたいと考え、お越しいただいた。

 特に賞を受けられた、フラミンゴの写真は美しく、人々を感動へと導く。

 今回もこの方にと感じ、講演をお願いさせていただいた。

 まず、当日、教育講演会の事前準備をしている際に、高砂さんから講演中の飲み物の話があった。私が「ペットボトルを用意しています。」とお伝えすると、「それなら結構です。自分で持ってきたマイボトルの飲料を使います。」とのお返事。

 これはさすがに心にずっしりと残った。本当に徹底している方。

 そう感じたのは、講演の最後にあったナノプラスチックに関する世界の課題。回収できていないペットボトルが海流の関係で多くの地域の問題となっており、魚だけでなく人体にも影響を及ぼすとのお話。ナノプラスチックを飲み込んで、命を落とす鳥たちの写真。自分の考えの浅さをグッと身近に突き付けられた気がした。

 自分が生きている期間だけでなく、その次の世代、目の前にいる生徒たちの時代。ほんとうに考えるべきものは・・・。

 正直、恥ずかしく感じた。

 私たちは、ほんとうに子どもたちの未来を考えなくてはならない。

 高砂さん、今、本校では次の時代を考えられるように少し前向きになりました。

 卒業記念品は、マイボトルにしようと検討しています。先生たちも前を向いて考えてくれました。すばらしい教育講演会でした。その結果です。

 『自分ごと』として考えられる生徒を育てる学校にしていきます。ありがとうございました。僕もこの数年、マイボトルで暮らしている。自分が徹底できているかは、少しだけ疑問が残るかも。また、ペットボトルの課題は、しっかりと正しく回収してリユースしていくことも重要なこと。

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