2/4(土)に事前申し込み者対象のテラゾーワークショップを開催しました。
このワークショップでは2023年度4月に完成する予定の1号館エントランスに使用するものの、一部を生徒にも体験型でつくってもらおうというものが趣旨です。
当日は体調不良等で欠席せざるを得ない生徒もいましたが、終始楽しい雰囲気のワークショップでした。
はじめに改装にあたりコンセプトのお話を nLDK一級建築士事務所近藤さま よりしていただきました。
普段何気なく生活している建物には必ず意図があり、それをつくりだすための工夫がされています。
新しく生まれ変わったエントランスは明るい空間により生徒の学校生活を明るい彩ってくれることでしょう。
今回のワークショップの主題"テラゾー"とは・・・?
言語はイタリア語で日本語では人造大理石を意味します。天然の大理石などを粉砕し、セメントや樹脂で固めた半人工素材です。
ワークショップでつくられたテラゾーのチップは天板の一部になります。
直ぐにチップをつくるのは難しいので、まずは小さなコースターづくりから挑戦です。
(それぞれテーマを持ってチップ選びをしました。)
(自分の選んだチップをヨーグルト状の液体と粉と共に混ぜます。この混ぜる作業が意外と大変でした。
2分間ノンストップ、全力で混ぜ続けました。)
混ぜ終われば空気を抜きます。この空気抜きも大事です。綺麗な仕上がりになるかならないかの作業です。
空気を抜いたら乾くまで放置します。さあ、どうなっているか楽しみです。
ここからが本題!いよいよとテラゾーの天板の一部となるチップづくりです。
グループごとにカラーが決められ自分たちで色が被らないように混色していきます。
特に赤や紫は混色が難しく苦労しました。
混色してあとは先ほどの混ぜる工程を同様にします。今回は量が多いので3分です。
混ぜ終えたらちょうどいい硬さになるまで放置します。
ある程度固まったら指定されて大きさに割っていきます。これも時間との勝負です。
出来上がったチップは完成品の一部になります。楽しみですね。
少人数の参加人数となりましたが、どの生徒も夢中になり制作していた姿が印象的でした。
また普段の学校生活では関わることのない、建築事務所の方やそれをカタチにする職人さんの思いや何かが完成するまでの過程なども知れたいい機会でした。
時間ギリギリまで制作に取り組む姿、またやりたいという声は美術教員としても嬉しかったです。
最後に今回このような機械をつくってくださった、nLDK一級建築士事務所さま。ありがとうございました。