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【高校1年生】グローバル特進コース 法教育プログラム⑥ ポスターセッション実施

12月21日(火)、3・4限目を「総合」の特別時間割とし,これまでの「模擬裁判体験」,「実際の裁判傍聴」そして、1130日(火)に実施した「議論=ディベート」の成果を展示・発表する機会として、ポスターセッションを行いました。

前回のディベートにおける共通論題は「日本の刑事裁判における法廷内手錠・腰縄に賛成か,反対か」というもので、それぞれ賛成派、反対派の立場に分かれて議論を闘わせました。ポスターセッションは自分たちのグループが「賛成・反対」という自分たちの考えを構築する過程で調べてきた、根拠や事例、そして主張を具体的に「ポスター」という形で紙面上に示し、且つポスター前を訪れる人たちとの間で積極的に質疑応答を行うことで、表現力、プレゼンする力もつけていこうという試みです。現在多くの学校や、企業や学会での成果発表にもこうした手法が導入されています。


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ディベート終了後、2学期期末考査を挟んでいよいよポスターの作成が開始されました。限られた時間の中で生徒たちは協力し合い、紙面レイアウトの工夫も凝らしながら、それぞれ特色のあるポスターを仕上げていきました。

ディベートもそうでしたが、ポスターセッションの取り組み自体が初めての生徒も大半であったため、当日は、まず各クラス内で簡単な発表を行い、その後に5つの会場にクラス・グループが分散して生徒たちが自由にポスターを見て回るという形でポスターセッションを実施しました。これまでの模擬裁判、裁判傍聴と「法教育プログラム」でお世話になっている大阪弁護士会の5人の弁護士の先生方も来場されて、様々なポスター展示に対して、鋭い意見や質問をぶつけて頂く場面も見られました。生徒たちは一人一枚ずつシールを持ち、一番いいと感じたポスターに対してシールを貼っていくポスター評価も取り入れました。ユーモラスなイラストやレイアウトも人気がありましたが、自らの主張に対して事例や論拠が詳しく、整然と示されたポスターに対して多くの評価が集まっていたようです。

 ポスターセッション終了後は各5会場に分かれて、それぞれ弁護士の先生方による特別授業が行われました。今回の「法廷内手錠・腰縄」問題に関する具体的な議論や論点について、さらに詳しくお話して頂きました。これまでの体験を通して、生徒達一人ひとりが司法への関心や興味を喚起し、自分の力で考え判断しつつ、改めて自らが生きる社会、世界への眼差しを向けるきっかけを掴んでくれることを願って、今後もこのプログラムを進めていく予定です。


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