研修旅行三日目は、クレイドルマウンテンのトレッキングを行いました。
クレイドルにあるホテルの朝食バイキングの様子
この日は残念ながら雨が降っており、当初、バス移動中は滝のような雨のため、トレッキングを中止しようとしていたところでした。しかし、休憩地点に着いたところで奇跡的に雨が弱まり、決行することができました。クレイドルは一年のうちほとんどが雨模様のようです。そのため、少し雨が降っているくらいがかえってクレイドルらしくてよいと話しながら歩いておりました。
クレイドルは太古の自然がそのまま残っているそうで、生徒たちはガイドの方から説明を受けたり、道中に落ちているウォンバットの四角のフンに慄きながら、ハイキングを楽しみました。クレイドルの簡浄の気があふれた空気は、霧雨が紗のように布かれ、自分の吐く息の白さにも、浄化された自分の内部を感じるようでした。大阪にいては楽しめない、タスマニアならではの体験ができたように思います。
夕食はクレイドルのコテージ群にある会場でBBQを行いました。
生徒それぞれが協働し、パンを切ったり野菜を切ったり、肉を焼いたり焼きそばを焼いたりしながら楽しみ、片づけも生徒らが率先して行ってくれました。ガイドの方から「皆さんですべて行ってください」と言われていたとはいえ、教員が何も指示せず、また何もせずとも自らすべてを行ってくれる様子を見て、とても良いコースだと感じ、嬉しく思いました。