タスマニアコース四日目はB&Sということで、現地の小学校にお邪魔してきました。
道中、「シェフィールド」という、通称「壁画の街」に寄り、休息をとりました。その名の通り、建造物の至る所に壁画があしらわれている素敵な街でした。しかし、生徒たちはお疲れのご様子で、あまり堪能はできていなかったようです。
小学校はウェストバリーの小学校にお邪魔しました。
ここではタスマニアの小学生たちと交流をする中で、タスマニアの文化やアボリジニの歴史について学んできました。
天気は昨日と打って変わって晴朗で、マグパイ(オーストラリアに広く見られる小鳥)の囀りが高い朝空から休みなく落ちる中、現地の小学生から歓待を受けました。事前に日本語を勉強してくれていたようで、生徒一人一人に「どうぞ」と言葉をかけながらプレゼントを手渡してくれました。(写真右)
その後はグループごとに、主にアボリジニの文化理解を通して、オーストラリアのシティズンシップ・エデュケーションを小学生たちと一緒に受けてきました。執筆者も一緒に授業を拝聴しましたが、かなり強い語気で「オーストラリアはアボリジニのものです」と断定しているのが印象的でした。伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではないという意志を感じました。
午後は小学生に混ざって、「オーストラリアンフットボール」と「ネットボール」という、日本ではあまり馴染みのないスポーツを体験しました。これら二種のスポーツを体験することは事前にガイドの方から説明があり、グループ分けを行っていたのですが、そのグループ分けは生徒たちが主体的に協議して決めてくれました。おかげで当日はスムーズにグループ分けを行うことができました。これに限らず、研修旅行を通して生徒たちが自主的に行動してくれる姿が多く見られ、生徒たちの頼もしい姿をたくさん見ることができました。
皆さんたいへん喜んでくださり、生徒らも楽しそうで、横溢する若い力に圧倒されつつも、調和された空間でした。
交流を終えた後、2時間ほど自由時間があり、近くのスーパーでお土産を買う時間となりました。物価の高さやこの土地ならではの商品を興味深く観察していました。
夕食の後はフェアリーペンギンを探しにいきました。
辺りが暗くなってからでしたので灯りが必要でしたが、ペンギンたちの目を傷めてしまうため、赤い光で照らして観察を行いました。とてとてと歩く姿がたいへんかわいらしく、生徒らは目を細めておりました。