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高校立命館コース (2年:「裁判所見学 事前学習」)

 高校2年生の Ritsumeikan Courseでは、後日に裁判所の見学を予定していますが、11月2日(火)の3・4時間目に、立命館大学法学部の渡辺千原先生から、Zoomで事前学習のための講義をしていただきました。

 

 はじめに、日本の司法制度のしくみとして、裁判所の役割や機構、違憲審査制などについて学びました。戦後70年間で最高裁が法令を違憲と判断したケースは10件だけで、それゆえ日本の司法は消極的であるという声もあるそうです。

 

 次に、民事裁判と刑事裁判についての違いについて学びました。刑事裁判は検察官のみが起訴することができること、刑事の重罪事件は裁判員裁判が開かれることなどを学びました。また、検察は捜査を経て起訴しているので刑事裁判での有罪率は99.9%と高いが、冤罪もまだ存在すること、裁判員制度は裁判の期間を短縮するというの目的の一つであったが、公判前整理手続(段取り)に多くの時間を必要としていることなど、現在の制度が抱える課題もあるということでした。

 

 渡辺先生は、実際に和歌山県であった事件などを例に出して、わかりやすく教えてくださいました。この講義をきっかけに、生徒たちが法律や司法制度に興味を持ってくれたらうれしいです。

 

 

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