
立命館コースの2年生が大分県の立命館アジア太平洋大学(APU)へ多文化理解研修に出かけました。
直前の先週土曜日や新幹線の中でも、現地で発表するグループ発表の準備に余念がありませんでした。
APUに到着すると、高校生にAPUを紹介する活動をおこなうGASSのメンバーが出迎えてくれました。今回のメンバーは日本人学生だけでなく、中国やインド、インドネシア出身の国際学生も。
APUは日本人学生と国際学生が約半数ずつ在籍する国際性豊かな大学で、THE日本大学ランキング2023で6年連続西日本私大で1位の評価を受けています。また国際性の分野では2年連続で全国1位を獲得しています。そんなAPUについて、GASSのメンバーにキャンパス内を案内してもらったり、大学の紹介をしてもらったりしながら、APUへの理解を深めました。
その後、夕食をカフェテリアでとり、APUの学生寮であるAP HOUSEで宿泊です。AP HOUSEでは国際学生が様々な場所で活動しており、学生の学ぶ姿を見ることができました。
夜の研修では、各グループで国際学生への質問を準備していましたが、寮に住んでいる本校卒業生の宮地くんが後輩たちのために来てくれました。検証試験、理系文系の選択、英語の大切さ、APUの魅力について分かりやすく語ってくれました。少し先を歩いている先輩の話だったので、より身近に感じてくれたのではないでしょうか。
研修2日目は、国際学生を含めたアイスブレイク からスタート。
その後は初橋で準備してきたテーマについて、国際学生からアドバイスをもらい、発表をおこないます。
「ジェンダー」「児童労働」「気候変動」など社会的なテーマについて、各班、自分たちが考えてきたことだけでなく、国際学生に意見を求め、発表内容をまとめました。国際学生からは、テーマについての意見だけでなくプレゼンテーションの組み立て方についても教えてもらうことができました。
このテーマはグループごとに考えたもので、社会問題を日本だけでなく、世界レベルでも考えることを目的にAPU国際学生にアドバイスを受ける機会にしています。まずは問題点を深く広く知り、知識をつけ、最終的には自分たちができることを考えるという目標があります。そのために、生徒たちは自分たちが考えている問題について国際学生に質問する内容を準備し、彼らの生の声を聞こうと集中していました。発表についてもどのグループも声がしっかり出ていて、素晴らしいものになりました。
その後は別府駅周辺で自由行動。お土産をたくさん買ってフェリーに乗り込みました。
フェリーは今年新しくなった「さんふらわあ」で、快適な帰路でした。
2日間、英語漬けの時間を過ごし、さまざまな国の学生と交流させていただき、貴重な経験をさせていただきました。このAPU研修を通して、APUは志望の選択肢に考えていなかったが、APUを志望する先輩も過去にはいました。今回の経験を初橋での生活や進路決定にもぜひ生かしてほしいと思います。