今日はまず、お世話になっている Duncan christian School を少しご紹介します。
日本で言うところの幼稚園から高校まで、幼稚園~GRADE7(elementary campus) とGRADE8~12(secondary campus)の2つのエリアで境界線なく広大なキャンパスが形成されています。
校舎の中には卒業制作のアートがあちこちに飾られ、とても明るく落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
最後の一枚はsecondary campus のエントランスフロアで、本校生徒たちの study area でもあり、Class Integrations 以外のほとんどのプログラムがここで進められます。
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昨日の復習をしてから、解剖実習のためにScience Labo へ。まず先生のレクチャーを受け、エプロンと手袋をつけてから、手本を見せてもらいました。気持ち悪いという言葉は誰からも出ません。むしろ「こわい」と言います。生命とそれを失ったものへの「畏れ」なのでしょう。自分たちも気づかないうちにとても大切なことを学んでいるようです。
2人1組に分かれ、それぞれ真剣に解剖に取り組みました。先生が目をみはるほどの知的好奇心と手際で進めていくペアもいて、「すごい...」とおっしゃるほどでした。
解剖実験の材料として提供を受けているのは、実際にはこの世に生を授かることのなかった豚の胎児です。豚と人間の臓器の配置はほぼ同じであることもあり、これは医学的な実習です。そこから学ぶものは科学の範囲にとどまらず、生命倫理や哲学にも触れられる、またとない機会でした。
事後学習の後は3グループに分かれ、2コマ連続で Class Integrations に取り組みました。ここまでに生徒が体験したのは数学や英語、デジタルデザイン、地球科学、人文科学、物理学など、ほとんどが日本の高校レベルの授業です。
明日はビクトリア市街での研修です。バス移動の時間は、金曜日の日本文化プレゼンテーションに向けた打ち合わせや、月曜日に主催するFarewell Party の計画を練るために、きっと忙しくなるでしょう。すべてに全力で向き合う生徒たちを見ていると、とても誇らしく思います。