Go STEM(女性研究者・開発者・技術者、理工系学部の女子大学生・大学院生との対話ワーク)を実施しました。
9月12日(木)、高校1年生を対象にGo STEMを実施しました。
27名の研究者や企業で開発に取り組む技術者の方々、理工系学部で研究する大学生・大学院生(すべて女性)にご来校いただき、生徒達は5名程度の小グループでそれぞれの講師の方々に現在の道に進まれた動機、やりがい、楽しさを語っていただきました。世界経済フォーラムによるジェンダー・ギャップ指数(2022年)で日本は116位と大変低く、大きな課題となっています(JISTEC, ジェンダー・ギャップ,2023年版)。高校時代に科学技術の先端分野で学び、研究されている女性の先輩方に出会うことにより、男女を問わずグローバル社会において多様性に寛容で、先入観や偏見から自由になって未来の創造を考える力をつけてほしいと願い、本校ではGo STEMをSSH研究開発事業の柱に位置付けています。生徒は少人数のグループで講師の方々のお話に熱心に聞き入り、対話を通して多くのことを学ぶことができました。
今回のGo STEMの事後アンケートでは94.8%の生徒が「有意義であった」と回答しました。具体的には「理系の女性の大学生活やその後の会社のことなどを深く知ることができた」、「女性にしかわからないジレンマや、男性である自分では思いもよらなかったことを知ることができた」、「理系の女性への考え方や意識が一変した」、「理系分野ではどのような学びがあるのかが知れた」、「男子女子など生物学的な性別はあると思うが、社会に出たらそんなことは関係ない、と考えられる未来になりたい」、「男だら、女だから、という考え方をなくし、男女どちらでも活躍できる社会にすることが大事」、「いろいろな人の話を聞いて、もともと興味のあった分野とは別の分野にも興味が湧いてきた」など、進路と理系に関する理解、男女を問わず「ジェンダー・ギャップ」に対する気づきなど、多くの学びを得た時間となりました。