中学校2年生ARコースでは先取り学習の観点から「自然環境の調査と保全」という単元内の「酸性雨」に着目した実験を行いました。
その内容としては実際の排気ガスを水に溶かし,その性質を調べるというものです。
実験室を飛び出し,野外で原動機付自転車の排気ガスを袋に採取しました。
その後実験室へ戻り,水と混ぜ合わせ,酸・アルカリの度合いをBTB溶液を用いて簡単に調べます。
加えて,呼気や大気についても排気ガスと同様の結果になるということも調べました。
最後には,事前に集めていた雨水にもBTB溶液をたらし,この地域で実際に降ってくる雨も酸性だということを知ってもらいました。
しかし,酸性雨の原因となるのは大量の排気ガスだけではないということを今回の実験を通して認識してくれたと感じています。
他の環境問題の原因やそれらに対して私たちは何ができるだろう?ということも考え,今回の実験授業を終えました。