本日も快晴、冷涼です。朝食会場であるホテルレストラン前のプールから撮影画像です。毎朝「サマリー」〔体調・振り返りなどを含めた報告書〕をインターアクターに提出してもらい、教職員が確認・メッセージを添えて返却します。本日の訪問先は、スラバヤ第16高等学校です。ホテルよりバスで約20分ほど。やはり、朝の通勤・通学ラッシュは凄まじいです。到着すると先生方・生徒さんたちが総出で出迎えてくださいました。
ウェルカムセレモニーでは、歓迎の歌と伝統舞踊の披露、教頭先生よりの日本側教職員・生徒の紹介、東アジア州政府・第16高等学校学校長先生の挨拶がありました。学校長先生の「今日ここで、わたしたちは家族になるんだ。大家族に。」という言葉が、印象的でした。そして、初芝立命館高等学校インターアクターたちによる「大阪の魅力」に関する英語発表です。天下の台所・商業都市ということを背景に、たこ焼きやミックスジュースなどを切り口で、大阪らしさを伝えました。動画やクイズ形式で場を盛り上げ、一体感を演出できたと思います。
続いて、第16高校から、学校で作成された災害非難テキストや、留学先で学んだ災害とその非難についての生徒発表がありました。その後も、保護者会会長さんが飛び入り参加する歌の披露、コーラス部の合唱、伝統影絵、記念品贈呈(本校へは、伝統衣装のヴァティックの生地で、第16校がデザインされたバッグ)と続き、式典は終了しました。本日、生徒の方より行っていただいた東ジャワ伝統影絵は、結婚式など祝いの時に夕方から明朝まで演じられるもので、学校の授業・クラブでなく、影絵技術を持った家や師弟関係で修得・継承されるものということです。また、第16高校コーラス部は、東ジャワ州の最優秀賞を取り続け、国際大会にも出場する実力校ということでした。その歌声は、ただただ感動するのみでした。最後に急遽、日本側の歌の披露が求められ、本校インターアクターも歌わせて頂きました。
交流の部は、「大家族になろう!」を合言葉に運動会です。ますは風船割りです。仮面・針のついたヘルメットをつけ、音楽がなっている間はダンスをし、音楽がなくなったらスタートです。本校インターアクターが1位でした。その後もムカデ競争、乾麺食べ競争などを通じて、距離がどんどん近くなる感じがしました。地元のテレビ局と新聞社が取材に来てくださり、本日夕刻よりTVニュースで、明朝に新聞に記事が掲載されるということでした。
運動会の余韻が冷めやらぬ内に、バスケットボールを行い、その後昼食となりました。配膳のところにいる浴衣を着た生徒は、生徒会長の2人だそうです。ウェルカムセレモニーから、私たちが退校するまで、ずっと一緒にいてくれました。昼食後、運動会の表彰式とプレゼントが第16高校の校長先生より頂きました。
昼休みにウロウロしていると、お祈りの声が聞こえてきたので、礼拝堂に行ってみました。先ほどまで、ハイテンションで日本の高校生とかわらなかったインドネシアの生徒さんたちが、静かに祈りを捧げていることに感動しました。
午後の部は、第16高校が取り組み始めた防災避難・救護の取り組みを見せて頂きました。演劇形式で、2018年に起こったジャワ島地震で、海岸でライブを行っていた人達の被害を再現したものでした。16高校は、勉強だけでなく芸術に力を置いている学校のため、シナリオ構成や演技力、舞台演出など迫真にせまるものでした。特にお母さんが搬送され、その後を見送る娘役の生徒の演技は、俳優顔負けでありました。最後はみんなで記念撮影です。
最後は大写真撮影大会でのお別れです。9時から14時30分まで、私たちを「大家族」として受入れて頂いたスラバヤ第16高等学校の校長先生を始めとする教職員・生徒の皆さん、ありがとうございました。
夕食です。いつもほぼほぼでている鳥料理が、非常にジューシーで美味しかったです。夕食後は、コンビニに立ち寄り、必要品を購入し、ホテルに戻り、ミーティング。そして、消灯です。