今年の２学期は、新しい生活様式を徹底する中で、可能な限り学校生活の日常を取り戻すことを求めて学校運営を行いました。おかげさまで、児童のコロナ感染者はなく、無事に終業式を迎えられたことを嬉しく思います。それと同時に、保護者の皆様のご理解とご協力に深く感謝いたします。

本日、２学期の終業式を放送で行いました。以下の文章は、終業式で話をさせていただいた内容です。

長かった2学期も今日で終わりです。今年は新型コロナウイルス感染症の影響でいつもより１週間早く、８月２５日に２学期が始まりました。そして、いつもより２日遅い今日１２月２６日の終業式になりました。合計で１０１日の登校日がありました。
このコロナの中、みなさんは、まず健康に注意してよく頑張ったと思います。毎朝の検温やマスクの着用、学校に来てからの手洗いやこまめな消毒を心がけていました。また、お天気の良い日は積極的に外で遊んで運動をたくさんして、給食をしっかり食べて、夜も睡眠時間を充分にとって、病気に負けない強い身体作りができました。２学期もコロナに感染した人はいませんでした。健康でいることは、あたり前のことですが実は難しいことでもあります。みなさんが、先生やお家の人の言うことをよく聞いて生活したおかげです。

次に、この２学期を少し振り返りましょう。楽しみにしていた運動会や音楽発表会などの大きな行事は残念ながら中止になりました。しかし、体育発表会では青空のもと、運動場でみんなの演技や走る姿をたくさんの人に見てもらうことができました。授業参観では英語などを頑張っているところを見てもらいました。遠足や校外学習など、学校を出て自然を感じることができ、社会や国語の学びにつながる勉強もできました。コロナでできなくなったことばかりではなく、コロナの中でもできたことはたくさんありました。休み時間はしっかりと遊びに夢中になる。休み時間が終わると気持ちを切り替えて集中して勉強する。学んだことを言葉や絵で表現したり、新聞やパワーポイントにまとめて発表したり、自分から進んで表現しようとするみんなを頼もしく思いました。読書や絵画において表彰された子もいました。本の帯コンクールで特別賞をもらった子もいました。レシテーションコンテストで頑張って発表した子は大勢いましたね。先生は、みなさん一人ひとりの活躍や頑張りをたくさん見ることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。クラスの仲間も増えて仲良くなりました。友だちをなぐさめてあげたり、反対に友だちから優しくしてもらったり、親切心や感謝の心も育てることができました。

昔から「よく学び、よく遊べ」という言葉がありますが、みんなを見ていると、この言葉がぴったりだと思いました。

いよいよ明日から冬休みです。休み中もコロナに負けないように規則正しい生活を心がけましょう。冬休みは大晦日やお正月などの特別な行事があります。お雑煮やおせち料理などお正月ならではの料理やお年玉も楽しみですね。みなさんは家族の一員として、お手伝いも頑張ってください。家族で体も心も温かい毎日を過ごしてください。

最後に、６年生は１月１６日の中学入試まで残り２１日です。時間を上手に使って、寒さや病気に負けずにがんばってください。自分の心を強く持って、最後まであきらめず努力を続けましょう。そうすれば、必ず夢は自分のものとなって叶うはずです。
それでは、みなさんも、短い冬休みですが元気に過ごし、新しい年、笑顔で学校に戻ってきてください。

大阪では、レッドステージが１月１１日まで延長されるなど、まだまだ感染リスクは高いままで冬休みを迎えることになりました。各ご家庭におかれましても、家族で仲良く、健康維持を第一に静かな年末年始をお過ごしください。