入試トピック

全国学力調査

小学校の児童が学校で過ごす時間で最も多いのは授業です。私たち教員の第1の使命も授業を通して学力をあげることにあるのは言うまでもありません。新学習指導要領でも「主体的で対話的な、深い学びの実現を目指して、授業改善を図ること」が学校に求められています。本校は、7年前より「グループ・ペア学習」を授業方法として取り組み、「答えが多様にある課題。ひとりでは解けない高い課題」を提供し、子ども同士、共に学びあう授業をめざしてまいりました。時には、1時間の授業を終えても答えに至らないということもありました。一人ひとりが、真剣に課題に向き合う中で主体的に学ぶことこそ、学力の向上につながると考えています。

昨年より、4月に行われる「全国学力・学習状況調査」を受験し、全国の小学生と同じテストを受けることで学力の到達度の尺度の一つとしています。今年の結果は以下の通りでした。

国語A・・・80点(全国70.9点) 国語B・・・59点(全国54.8点)

算数A・・・78点(全国63.7点) 算数B・・・66点(全国51.7点)

また、今年度は理科も実施され、64点(全国60.3点)でした。

全てのテストにおいて、全国平均を上回っていました。この結果を、まずは、素直に喜びたいと思います。そして、6年の子ども達の頑張っていることが結果として表れたことを大変嬉しく思います。都道府県別の結果では、大阪府が全国で下位の成績(47都道府県中44位)であるとのことです。特に、大阪市は政令指定都市群の中で最下位という結果でした。その要因としては、様々なことが取りざたされていますが、大阪府教育庁(旧大阪府教育委員会)によると「国語の基礎的な言語能力がまだついておらず、それが全教科の成績に影響している」とのことです。本校の国語Aの結果は2年連続で80点以上あり、全国トップの石川県(76点)よりも上回っています。この結果に決して満足はしていませんが、一定の評価はいただけるのではないでしょうか。今後、国語Bの成績が伸びていくことを期待したいと思います。

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