入試トピック

自問清掃(振り返りノート)

 本校の「しつけ教育」は【あたり前のことをあたり前に】することをモットーに取り組んでいます。あいさつの励行や靴を揃えるなどは毎年全学年で取り組んでいます。今では、多くの児童が習慣としてできるようになってきています。嬉しいかぎりです。

 【自問清掃】も取り組みの一つです。毎日子どもたちがする清掃活動において、与えられた分担箇所を一人ひとりが責任を持ってすることを目的にしています。その際、友達とはおしゃべりせずに黙々とすることが大前提なのです。学校生活の中で一番静かな時間がこの清掃活動中です。その上で、一言も話をしないを「がまん清掃」、周りに人を気遣うことを「しんせつ清掃」、さらに綺麗にできる所を探してすることを「みつけ清掃」とよんで意識を高めています。今年度より全児童が振り返りノートを書き、自らの行動と見つめ合う時間をとるようにしました。

 先日、生活指導の先生より1学期の振り返りノートが紹介されました。

「今日はしゃべらずにできました。だけど、先生がいなかったら多分こういうことはできないと思います。だからこれからは、先生がいないときでもがんばってやろうと思いました。」

「机を運ぶのはがまん出来ていません。友達と運びたいから......。あとの方がいいからと、そうしてしまってました。だから、次からは誰と運んでもいいし、楽な方を選ぶんではなくて、辛い方をやろうと思います」

「友達が机を重たそうに持っていたから、机を一緒に持つことが出来て良かったと思った。相手は、『ありがとう』という気持ちになっているかはわからないけど、私は良かったと思った。」

 いずれのノートからも子どもの素直な気持ちが表れています。取り組みのあとの、この振り返りが子どもたちをさらに高みへと導いてくれると確信しています。

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