入試トピック

いよいよ2月です!

早いもので、2020年がスタートして1ヶ月が過ぎ、2月も1週間を終えようとしています。新型コロナウイルスによる感染等の報道が連日あり、世界中が落ち着かないなあと感じる今日この頃です。どうか、子どもたちへの直接的な影響がないようにと願うばかりです。

さて、校内は先の公開授業研究会を無事に終え、年度末に向けて学習面・生活面の両面において、学年を総括する時期に来ています。落ち着いた学校生活を送りつつ、1日1日を大切に、かつ、実りのある日々を送ることができるよう努めています。そのような学校生活の中で、さらに「主体的に学びに向かってほしい」との願いを持って、去る5日(水)の全校朝礼で以下のような話をしました。

学びの〈さしすせそ〉                          

 きょうは、「学びの〈さしすせそ〉」という言葉について、お話します。

みなさんも、国語の勉強で〈あいうえお〉作文を習ったことがあるかもしれません。今日は、「さしすせそ」と言う文字を最初に使って、「学ぶ」について一緒に考えましょう。

「さ」は、【探す】です。課題が出されたときは、疑問の目を持って見つめること、「わからない」ときは、わからないと周りの人にたずねてみることはとても大事です。問題を自分で感じ取って追求していきましょう。

「し」は、【調べる】です。なぜだろうと思ったことは、辞書やインターネットなどで調べてみる。不思議に思ったことは、周りの人と相談したり、誰かに聴いてみるなど、自ら調べることが学びにはとても大切です。

「す」は、【筋道を立てて考える】です。どうしてそのようになったのかを考えることです。国語では、文章を読んで、情景を思い浮かべながらメージを持つ。社会などでは資料を見て資料同士の関係を結びつけてその原因を見つけ出す。理科や算数では、絵や図に書いて考えを出し合い、答えを出す。それぞれ「筋道を立てて考える」ことが大切です。

「せ」は、【整理する】です。調べると言いましたが、ひとつのことを調べても様々な情報があります。言葉調べでも、いろいろな意味があります。たくさんある情報の中で、自分に必要な、確かな情報を目的に応じて整理することが大切です。

「そ」は、【総括する】です。難しい言葉ですが、様々な学習で学んだことを振り返って、結びつけて、自分が使える知識にしていくことが大事です。

これが、学びの「さしすせそ」です。【探す】【調べる】【筋道を立てて考える】【整理する】【総括する】。小学校で学ぶときはもちろん、中学校や高校、または学校外で学ぶときにも習慣にしていきましょう。

1月25日(土)にあった公開授業の時にたくさんの先生が皆さんの「学び」の様子を見に来られました。参観された先生方の感想を紹介します。

・「どのクラスも見ましたが、落ち着いた様子と穏やかな雰囲気で学び合っていることがすてきでした。」

・「自分の音読が終わっても、他の子の音読を指で追う姿が見られ、6年生でもしていたことに感動しました。」

・「とても面白い課題でした。どの子も一生懸命に課題に向き合い、なんとかして答えを出そうとしているところがよかったです。」

・「子どもたちの学び合う姿が印象的でした。子どもが伸び伸びと自分らしさを引き出しながら取り組んでいるのがすてきです。」

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