入試トピック

ありがとう

新型コロナウイルスによる感染拡大防止の為、学校を休校にして1週間あまりが過ぎました。連日報道されることを注視しつつ、子どものいない学校で勤務することにむなしさを感じます。いつどこで感染が確認されるかわからないことへの不安と、この先の収束が見えないことへのいらだちを覚えます。4月の新学期にはもとの生活が戻ってくることを信じて、今は我慢の日々です。

さて、休校中の子どもたちの様子はいかがでしょうか?本来は学校にいるべき時間に家にいることが多くなり、ストレスも大きくなっているのでしょうか?前代未聞の国難に、楽しんでいるなんてことはありませんよね。

私は、このような機会にこそ、家族の大切さを感じる日々になればと思います。具体的には、お父さんやお母さんは、日頃どんな仕事をしているのか?自分たちは学校で勉強することが仕事で、親の仕事について本気で考えることはなかったはずです。子どもたちには、家にいることで、家事手伝いを積極的にする。「しんどいなあ、めんどくさいなあ」と感じる。しかし、このことを、「いつもは家族の誰かがやってくれているんだ」と感謝の念を持つことができるようになってほしいと思います。

また、保護者の皆さまには、突然の非日常の連続に苦労や不安が絶えないことと思います。が、それならばと、逆手にとり、できる限り子どもと接する時間を多くとってみましょう。それは、勉強でも遊びでも、家事体験でも、どんなことでもよいでしょう。そのことで、これまで気がつかなかった子どもの成長を感じる時間にしていただければと思います。

その上で、ぜひともしてほしいことがあります。それは、...。

「○○さん、いつも、ありがとう」とお互いに言うことです。素直に心から、感謝の言葉を発信してほしいと思います。一家庭一家庭に、ささやかな"感謝の灯"が灯ること願っています。

学校では、卒業式(14日)と各学年のたった1日の登校日にみんなと会うことを楽しみにしている先生たちが様々な準備をしています。どうぞ、このあとも体調管理を第一に、ご家庭での生活をお過ごしください。

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