入試トピック

今思うこと、今するべきこと

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大が広がっています。対策として「緊急事態宣言」が日本全土に拡大された今でも、感染者数の増加が止まりません。国の政策は2転3転し、国民の不安や不満が募るばかりです。各自治体の対応にもばらつきがあり、その政治力やリーダー力などが問われています。日本中が混乱しているような気がしてなりません。この感染症の対策には何よりもスピードが大事なはずです。みんながわかっているはずなのに、なかなか前に進まないことに「どうなってるの」と言いたくなってしまいます。他府県へ移動をしている人たちには「家にいましょう。外出自粛しましょう。人と人の接触を避けましょう」というお願いをどうか守ってほしいと思います。この我慢は、自分や家族、そして、すべての国民の命を守ることにもつながるのだから。

 一方で、医療従事者の方は、自分がいつコロナウイルスに感染するかわからない恐怖と立ち向かいながら、最前線で患者さんに対応されています。最大の敬意を払うと同時に、どうぞ自分の身の安全も守ってくださいとお伝えしたいと思います。一部の人の心ない言動で傷つけることのないことを願ってやみません。私たちは、今こそ、相手を思いやる気持ちを持つべきなのではないでしょうか。人と人とが支え合う行動をとることが、今するべきことなのではないでしょうか。

 学校においても、5月6日まで臨時休業が続きます。7日の学校再開を願って準備を進めているところです。13日から本校でも家庭学習のサポートを目的とした動画配信を始めました。学年の先生たちは、家にいる子どもたちの様子を想像しながら、一生懸命、動画の作成にあたってくれています。熱心に視聴していただいている方が多くいることに感謝しています。このようなことが長く続かないことを願いながら、一日も早く「子どもたちに会いたい」と思っています。

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