入試トピック

卒業生の活躍

 教育実習生の実習が19日で終了しました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により夏休みが短くなり開始は8月25日と早くなりました。2人の教育実習生は、いずれも卒業生で2期生と4期生です。ひとりは3年1組でクラス担任として、もうひとりは保健室で養護教諭としての実習を行いました。例年この時期の実習は、運動会という大きな行事が目標となり、各学年が毎日のように運動場に出て体育の活動が多くあります。しかし、今年は運動会を中止としたため、1学期同様に子ども同士が学級集団としてより仲間意識を高めることを目的に、新しい生活様式のもとで学校生活を送っています。

保健室ではコロナの影響で1学期にできなかった歯科検診や耳鼻科、眼科の各検診がこの時期に集中してありました。毎日のように多くの子どもたちが保健室で検診を受けていました。怪我や体調不良を訴える児童の対応、二測定(身長・体重)など通常の業務もあり、忙しさは例年以上でした。その意味では、いつもなら経験することのない実習ができたと言えるのでしょうか。養護主任の本井教諭は「実習生がいてくれて、本当に助かりました」といっていました。

3年の実習では国語や算数などの授業実践を行っていました。3年の算数は四則計算のまとめと応用の時期。国語は物語や詩の読み取りや情景描写について、より深く感じ取ることを学ぶなど大切な時期です。自分の実践を控え、教科研究を怠らず、指導教諭の教えを素直に聞き入れ、子どもの実態に応じた授業を行おうと一生懸命でした。また、子どもたちの様子をつぶさに見ようと休み時間も子どもに接するように心がけていました。

2人に共通していたことは、はつしば学園小学校の卒業生である誇りを持っていたことです。「今でも、小学校のことはよく覚えています。教員免許は中高の資格も取得できますが、仕事は小学校でやりたいです」と異口同音に言ってくれました。また、「4週間の実習を終えて、先生方のご苦労を改めて実感することができました」とも振り返っていました。2人が小学生だった頃を知る教員も多く、放課後や職員室では当時の話をすることもありました。卒業して10年近くが経ち、将来の夢に向かって頑張っている卒業生を心から応援したいと思いました。

 はつしば学園小学校で学んだ子どもたちが、自らの意思で教員という職業を選び、その職業に就くための学びをするために再び小学校に戻ってきてくれたことを本当に嬉しく思います。先輩の姿に刺激を受けて、また後輩が後に続いてくれのではと期待に夢が膨らみます。ふたりの卒業生は今日から大学に戻り、夢に向かってその歩みを進めていることでしょう。

頑張れ卒業生!ありがとう卒業生、世界に羽ばたけ、はつしばっ子!

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