入試トピック

一人ひとりが大事

                           

 5年生がHRプログラム(人権に関する学習)を受けました。この授業は、外部組織の『えんぱわめんと堺』の皆様による出前授業で、本校では低学年ではCAP(子どもの暴力防止プログラム)を、高学年では主にHRプログラムを学習しています。

【一人ひとりがクラスの一員であることを自覚し、協力する力を育む。自分の気持ちに向き合い、自他ともに傷つけない感情の扱いを学ぶ。一人ひとりの、ものの見方・考え方の違いを知り、お互いが尊重し合える関係作りをめざす。】これがこのプログラムの目的です。今回子ども達は、『境界線を侵害されたときの断り方』『うわさのしくみ』などを学びました。

本校は学校生活において、「聴く」ことを大切に、相手に寄り添い、その違いを認め合い、学び合い・高め合える授業をめざしています。その基盤となるのが、子どもと教師、子どもと子どもの信頼関係であり、安心して学習に向かえるクラスの環境であるのです。しかし、そのように心がけていても、時には意見の食い違いや思いの違いがあり、そのことが子ども同士のすれ違いとなり衝突することもあります。そんなときこそ、相手の気持ちになって、自分のした言動を振り返り、丁寧に話し合いをすることが大事だと考えています。「一人ひとりみんな違って、みんないい」そんなことが現実となることをめざして、各学年で様々な取り組みをしています。本日行った、人権プログラムもその一つです。

また、この授業で学んだことの一つに、『うわさのしくみ』ということがありました。このことは、決して子ども社会だけで起きることではありません。大人社会でも、どこでも起こりうることです。だからこそ、心が純粋な子どもの内にしっかりと理解し、誰かが困っているときは、誰かが助けてあげる。自分が困っているときは、誰かに相談できる。そのような関係づくりも大切だと考えています。

大人である私たちも、今一度《うわさのしくみ》について一考しませんか。

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